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オールカマー、マツリダゴッホが連覇

  • 2008年09月28日(日) 15時45分
 28日、中山競馬場で行われた第54回オールカマー(3歳上、GII・芝2200m)は、蛯名正義騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.4倍)マツリダゴッホ(牡5、美浦・国枝栄厩舎)が、2番手追走から直線に入り楽な手応えで先頭に並びかけ、逃げ粘る6番人気キングストレイルに2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分12秒0(良)。さらに3/4馬身差の3着に8番人気トウショウシロッコが入った。

 勝ったマツリダゴッホは、父サンデーサイレンス母ペイパーレイン(その父Bel Bolide)という血統。叔父に99年菊花賞(GI)など重賞7勝のナリタトップロードがいる。05年8月のデビュー戦(札幌・芝1800m)を7馬身差で圧勝。その後も中距離戦で勝ち星を重ね、昨年のAJCC(GII)を5馬身差で圧勝して重賞初制覇を飾った。オールカマーで重賞2勝目を挙げると、有馬記念(GI)では単勝52.3倍という人気薄を覆して快勝。今年は日経賞(GII)を勝った後、クイーンエリザベス2世C(香G1)に遠征も6着に敗れ、前走の札幌記念(GII)は2着だった。このレースは昨年に続く2連覇。重賞5勝はいずれも中山競馬場でのものとなる。通算成績20戦9勝(うち海外1戦0勝、重賞5勝)。

 鞍上の蛯名正義騎手はマツリダゴッホで制した日経賞に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算80勝目。管理する国枝栄調教師はマイネカンナで制した福島牝馬S(GIII)に続く今年のJRA重賞5勝目で、通算では18勝目となった。

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

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