2日、園田競馬場で行われた第48回姫山菊花賞(3歳上、ダート1700m、1着賞金500万円)は、永島太郎騎手騎乗の1番人気モエレトレジャー(牡7、兵庫・曾和直榮厩舎)が、スタートから先手を取ると、直線に向いてリードを広げ、2番人気アグネスミステリー(兵庫)に3馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分49秒2(稍重)。さらに2馬身差の3着には3番人気マチカネモエギ(愛知)が入った。

　モエレトレジャーは、父トレジャーアイランド、母はJRA2勝のイブキピンクレディ(その父ノーザンテースト)。伯父に91年ラジオたんぱ杯3歳S(GIII)を勝ったノーザンコンダクトがいる血統。

　03年7月に川崎・足立勝久厩舎からデビュー。南関東では04年浦和記念(交流GII)など重賞4勝を挙げる活躍を見せた。06年5月に兵庫へ移籍。2走前の摂津盃(園田)で約3年8か月ぶりの重賞勝利を飾るなど、兵庫ではこれまでに4勝を挙げていた。通算成績42戦11勝(うちJRA1戦0勝、重賞6勝)。