4日、阪神競馬場で行われた第12回
シリウスS(3歳上、GIII・ダート2000m)は、吉田稔騎手騎乗の6番人気
マイネルアワグラス(牡4、美浦・稲葉隆一厩舎)が、後方追走から直線で一気に伸び、先に抜け出した1番人気
ワンダースピードをゴール直前でアタマ差交わして優勝した。勝ちタイムは2分03秒8(良)。さらに1.1/4馬身差の3着に4番人気
ダークメッセージが入り、3番人気の白毛馬
ユキチャンは好位追走から直線で失速し8着に敗れた。
勝った
マイネルアワグラスは、
父ブライアンズタイム、母が
JRA1勝の
マイネプリテンダー(
その父Zabeel)。全姉に03年
フラワーC(GIII)を勝った
マイネヌーヴェル、同厩の全弟に今年の
弥生賞(GII)、
京成杯(GIII)を勝った
マイネルチャールズ(牡3)がいる血統。
06年9月にデビューし、4戦目(中山・ダート1800m)で初勝利。その後もダート戦に出走し、07年
ジャパンダートダービー(交流GI)4着、08年
平安S(GIII)5着など重賞でも好走を見せていたが、近走は精彩を欠き、前走の
オークランドRCT(1600万下、阪神・ダート1800m)は9着に敗れていた。通算成績17戦5勝(うち地方1戦0勝、重賞1勝)。
鞍上の吉田稔騎手(愛知)は04年
関屋記念(GIII、
ブルーイレヴン)以来の
JRA重賞制覇で通算5勝目。管理する稲葉隆一調教師は
弥生賞(GII、
マイネルチャールズ)に続く
JRA重賞制覇で今年3勝目、通算13勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。