現地時間4日、仏・ロンシャン競馬場で行われた
ダニエルウィルデンシュタイン賞(3歳上、仏G2・芝1600m、8頭立て)に、日本の
ファンドリコンドル(牡5、栗東・高橋成忠厩舎)が
武豊騎手騎乗で出走。スタート直後から
フォルスストレートまで始終3番手を進み、勝ち馬から約6.3/4馬身差の6着に終わった。勝ったのはO.ペリエ騎手騎乗のスピリトデルヴェント
Spirito del Vento(セン5、仏)で、勝ちタイムは1分39秒10(良)だった。
レース後、高橋調教師は「強い相手とだったので、大変だなと思っていました。道中は健闘しましたよね。なんとか5着以内に入らないかと期待しましたが、途中で疲れが出たかな? でも、普段のような気性の難しい面を出すこともなく、気分よくレースをすることができました。上々ですよ」とコメント。
また、明日の
メイショウサムソンのレースに向けて、
武豊騎手が馬場の感覚をつかんでくれたのではないかとし、「サムソンが日本でするような競馬ができれば、いいレースができるでしょう。でも、力がいりますね」と語った。
武豊騎手は、高橋師の期待通り、馬場の感触をこのレースで捉えていた。現地では連日の雨で馬場状態が心配されているが、武騎手は「思ったよりゆるくなかった」と語り、「明日の天気は心配ですが、今日ぐらいならいいかな?」と明日への抱負を語った。
メイショウサムソンの出走する
凱旋門賞は、現地時間の10月5日16:40(日本時間23:40)で、16頭で争われる。