現地時間7日、85年の
BCマイル勝ち馬で、種牡馬としても多くの活躍馬を出した
コジーン Cozzeneが、健康状態悪化のため、繋養先の米・ケンタッキー州ゲインズウェイファームで安楽死の処置がとられたことがわかった。28歳だった。
コジーンは、父Caro、
母Ride the Trails(
その父Prince John)という血統の米国産馬。いとこに
ジョイフルハート(
北海道スプリントC-交流GIII)、
ブルーメンブラット(
ヴィクトリアマイル-GI・3着)がいる。現役時代は5歳時に本格化し、85年
BCマイル(米G1)、ロングフェローH(米G2)、オーシャンポートH(米G3)を含む24戦10勝の成績を残した。
86年に米国で種牡馬入りすると、
Alphabet Soup(
BCクラシック-米G1)、
ティッカネン(
BCターフ-米G1)、
スターオブコジーン(
アーリントンミリオン-米G1)、
Environment Friend(
エクリプスS-英G1)、Gaviola(ガーデンシティBCH-米G1)、
Mizzen Mast(
マリブS-米G1)など米国を中心に多くのG1馬を輩出。日本でも
ローブデコルテ(
オークス-GI)、
アドマイヤコジーン(
安田記念-GI、朝日杯3歳S-GIなど重賞5勝)のGIホース2頭をはじめ、
ゴッドオブチャンス(京王杯ス
プリングC-GII)、
シルクブラボー(
デイリー杯2歳S-GII)、
エイシンバーリン(
クイーンC-GIIIなど重賞4勝)などが活躍した。
日本では
スターオブコジーン、
ティッカネン、
アドマイヤコジーンなどが後継種牡馬として繋養され、
アドマイヤコジーンは初年度産駒から
アストンマーチャン(
スプリンターズS-GIなど重賞4勝)を出している。