12日、京都競馬場で行われた第43回
京都大賞典(3歳上、GII・芝2400m)は、
鮫島良太騎手騎乗の4番人気
トーホウアラン(牡5、栗東・
藤原英昭厩舎)が、中団追走から直線で馬群を割って鋭く伸びると、6番人気
アドマイヤモナークに1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分26秒9(良)。さらにアタマ差の3着に7番人気
アイポッパーが入った。1番人気
アルナスラインは5着、今年の
天皇賞・春(GI)勝ち馬で2番人気の
アドマイヤジュピタは10頭立ての9着に敗れている。
勝った
トーホウアランは、
父ダンスインザダーク、
母ヒドゥンダンス(
その父Nureyev)という血統。デビュー4戦目の06年
京都新聞杯(GII)で重賞初制覇を飾り、
日本ダービー(GI)は
メイショウサムソンの9着。骨折休養明けの
菊花賞(GI)で8着に敗れるも、続く
中日新聞杯(GIII)で重賞2勝目を挙げた。その後、約1年2か月の休養を経て今年2月に復帰し、前走の朝日
チャレンジC(GIII)は2着。今回が復帰6戦目で、約1年10か月ぶりの勝利となった。通算成績13戦5勝(重賞3勝)。
鞍上の
鮫島良太騎手は
阪神牝馬S(GII、
エイジアンウインズ)に続く
JRA重賞制覇で今年2勝目、通算3勝目。管理する
藤原英昭調教師は
札幌記念(GII、
タスカータソルテ)に続く
JRA重賞制覇で今年5勝目、通算17勝目。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。