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府中牝馬S、ブルーメンブラットが重賞初制覇

  • 2008年10月19日(日) 15時30分
 19日、東京競馬場で行われた第56回府中牝馬S(3歳上牝、GIII・芝1800m)は、吉田豊騎手騎乗の4番人気ブルーメンブラット(牝5、栗東・石坂正厩舎)が、中団追走から直線で馬群を割って伸びると、先に抜け出した1番人気カワカミプリンセスを捕らえ、1/2馬身差をつけ差し切った。勝ちタイムは1分45秒5(良)。さらに1.1/2馬身差の3着に3番人気ベッラレイアが入った。

 勝ったブルーメンブラットは、父アドマイヤベガ母マイワイルドフラワー(その父Topsider)。半兄に今年の北海道スプリントC(交流GIII)を勝ったジョイフルハート(牡7、栗東・小野幸治厩舎、父サクラバクシンオー)がいる。

 06年1月にデビュー。同年のフラワーC(GIII)で3着に入るなど早くから重賞戦線で活躍していたが、GIではオークス9着、秋華賞8着(いずれもカワカミプリンセスが勝利)と敗れ3歳戦を終えた。昨秋に本格化し、07年阪神C(GII)3着、今年の阪神牝馬S(GII)2着、前走のヴィクトリアマイル(GI)3着と重賞で安定した走りを続けていた。今回は約5か月ぶりの出走だった。通算成績23戦7勝(重賞1勝)。

 鞍上の吉田豊騎手は、七夕賞(GIII、ミヤビランベリ)以来のJRA重賞制覇で今年3勝目、通算24勝目。管理する石坂正調教師は、フェブラリーS(GI、ヴァーミリアン)以来のJRA重賞制覇で今年2勝目、通算18勝目となった。

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

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