19日、東京競馬場で行われた第56回
府中牝馬S(3歳上牝、GIII・芝1800m)は、
吉田豊騎手騎乗の4番人気
ブルーメンブラット(牝5、栗東・石坂正厩舎)が、中団追走から直線で馬群を割って伸びると、先に抜け出した1番人気
カワカミプリンセスを捕らえ、1/2馬身差をつけ差し切った。勝ちタイムは1分45秒5(良)。さらに1.1/2馬身差の3着に3番人気
ベッラレイアが入った。
勝った
ブルーメンブラットは、
父アドマイヤベガ、
母マイワイルドフラワー(
その父Topsider)。半兄に今年の
北海道スプリントC(交流GIII)を勝った
ジョイフルハート(牡7、栗東・小野幸治厩舎、
父サクラバクシンオー)がいる。
06年1月にデビュー。同年の
フラワーC(GIII)で3着に入るなど早くから重賞戦線で活躍していたが、GIでは
オークス9着、
秋華賞8着(いずれも
カワカミプリンセスが勝利)と敗れ3歳戦を終えた。昨秋に本格化し、07年
阪神C(GII)3着、今年の
阪神牝馬S(GII)2着、前走の
ヴィクトリアマイル(GI)3着と重賞で安定した走りを続けていた。今回は約5か月ぶりの出走だった。通算成績23戦7勝(重賞1勝)。
鞍上の
吉田豊騎手は、
七夕賞(GIII、
ミヤビランベリ)以来の
JRA重賞制覇で今年3勝目、通算24勝目。管理する石坂正調教師は、
フェブラリーS(GI、
ヴァーミリアン)以来の
JRA重賞制覇で今年2勝目、通算18勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。