3日、
園田競馬場で行われた第8回
JBCクラシック(3歳上、交流GI・ダート1870m、1着賞金1億円)は、
武豊騎手騎乗の1番人気
ヴァーミリアン(牡6、栗東・石坂正厩舎)が、3番手追走から徐々に進出すると、逃げ粘る2番人気
サクセスブロッケン(
JRA)との叩き合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは1分56秒7(良)のコースレコード。さらに3/4馬身差の3着には6番人気
メイショウトウコン(
JRA)が入った。
勝った
ヴァーミリアンは、
父エルコンドルパサー、母が
JRA1勝の
スカーレットレディ(
その父サンデーサイレンス)という血統。同厩の半兄に05年
東海S(GII)など重賞4勝の
サカラート(牡8、
父アフリート)がいる。
昨年1月の
川崎記念(交流GI)でGI初制覇を飾ると、ドバイワールドC(首G1)4着からの帰国初戦となった
JBCクラシック(交流GI、大井)、続く
ジャパンCダート(GI)、
東京大賞典(交流GI)を連勝。昨年の
JRA賞最優秀ダートホースに輝いた。今年初戦の
フェブラリーS(GI)も制してGI・5勝目。前走のドバイワールドCは12着に敗れており、今回はそれ以来約7か月ぶりのレースだった。通算成績24戦12勝(うち地方7戦7勝、海外2戦0勝、重賞10勝)。
JBCクラシックの連覇は
アドマイヤドン(02年〜04年)、
タイムパラドックス(05年、06年)に続く3頭目。
また、鞍上の
武豊騎手は2日の
天皇賞・秋(
ウオッカ)に続く2日連続のGI制覇で、
JBCクラシックは05年
タイムパラドックス、07年
ヴァーミリアンに続く3勝目。管理する石坂正調教師は昨年に続くこのレース2勝目となった。
なお、従来のレコードは04年
兵庫チャンピオンシップ(交流GII)で
メイショウムネノリが記録した1分57秒3(不良)。今回これを0.6秒更新した。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。