現地時間30日、
シンガポールのクランジ競馬場で行われた
シンガポールゴールドC(3歳上、ハンデ、星LG1・芝2200m)で、R.スチュアート騎手騎乗の日本産馬
エルドラド El
Dorado(セン4)が、中団待機から直線力強く抜け出して優勝。管理する高岡秀行調教師はG1初制覇を果たした。勝ちタイムは2分16秒7(良)。
勝った
エルドラドは、
父ステイゴールド、
母ホワイトリープ(
その父ホワイトマズル)という血統。04年3月18日に北海道浦河の高野牧場で生まれ、06年のひだかトレーニングセールにて500万円(税抜)で落札されている。
06年11月に
シンガポールでデビューし、今年7月に行われた
シンガポールダービー(星LG1)は2着。過去には
田中勝春騎手(美浦)、
酒井忍騎手(川崎)なども手綱をとっている。通算成績20戦6勝(重賞1勝)。
高岡調教師は、79年にホッカイドウ競馬で騎手としてデビューし、通算524勝を挙げて92年に現役を引退。93年から調教師に転身し、
タキノスペシャルで99年北海道
3歳優駿(交流GIII)を制すなど355勝を挙げ、03年1月から
シンガポールで厩舎を開業した。06年2月には
ダイヤモンドダスト Diamond Dustでコミティーズプ
ライズ(星LG3)を制し、
シンガポール重賞初制覇を果たしている。
また、この勝利は日本産馬として、06年、07年
シンガポール航空国際Cを勝った
コスモバルク、
シャドウゲイトに次ぐ
シンガポールでのG1制覇となった。