27日、中山競馬場で行われた第131回
中山大障害(障害3歳上、JGI・芝4100m)は、
高田潤騎手騎乗の2番人気
キングジョイ(牡6、栗東・増本豊厩舎)が、中団追走から徐々に進出すると、直線に向いて豪快に追い込み、3番人気
メルシーエイタイムを1/2馬身差交わして優勝した。勝ちタイムは4分45秒0(良)。さらに2.1/2馬身差の3着には11番人気
テイエムトッパズレが入った。圧倒的1番人気(単勝1.4倍)
マルカラスカルは先手を取るも、道中大きく外に逃避する場面が見られ、直線で失速して5着に敗れた。
勝った
キングジョイは、
父マーベラスサンデー、
母プリンセスエイブル(
その父ジェイドロバリー)という血統。平地では18戦して未勝利だったが、06年6月に障害転向2戦目で初勝利を挙げると、昨年の
京都ジャンプS(JGIII)で重賞初制覇。昨年の
中山大障害では
メルシーエイタイムの2着に入っている。前走の
京都ハイジャンプ(JGII)で重賞2勝目を飾っており、今回が2連勝でのJGI初制覇となった。通算成績32戦4勝(うち障害14戦4勝、重賞3勝)。
鞍上の
高田潤騎手はJGI初制覇。
JRA重賞は
キングジョイで制した
京都ハイジャンプに続く今年2勝目で、通算8勝目。管理する増本豊調教師は
マルカラスカルで制した今年の
中山グランドジャンプに続くJGI・2勝目。
JRA重賞は
京都ハイジャンプに続く今年4勝目で、通算16勝目となった。
また、
マーベラスサンデー産駒にとってはこれがGI初制覇となった。