4日、中山競馬場で行われた新年最初の重賞・第58回
中山金杯(4歳上、GIII・芝2000m)は、
川田将雅騎手騎乗の4番人気
アドマイヤフジ(牡7、栗東・橋田満厩舎)が、道中は好位を追走。直線に向いて競り合いの中から抜け出すと、2番人気
ヤマニンキングリーの追い上げをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分58秒5(良)のコースレコードタイ。さらに1/2馬身差の3着には11番人気
ミヤビランベリが入った。1番人気の
オペラブラーボは6着。
勝った
アドマイヤフジは、
父アドマイヤベガ、母は97年
ステイヤーズS(GII)2着の
アドマイヤラピス(
その父Be My Guest)。半兄に03年
全日本2歳優駿(交流GI)を制した
アドマイヤホープ(牡8、佐賀・
東美義厩舎、
父フォーティナイナー)がいる血統。
皐月賞(GI)5着、
日本ダービー(GI)4着など3歳時からGIで好走を繰り返し、06年
日経新春杯(GII)で重賞初制覇。その後は勝ち星から遠ざかっていたが、昨年のこのレースで重賞2勝目を挙げた。初ダートとなった前走の
ジャパンCダート(GI)は14着。今回はトップハンデとなる58kgでの出走だった。通算成績29戦6勝(重賞3勝)。
鞍上の
川田将雅騎手は
ウエスタンダンサーで制した昨年の
京阪杯(GIII)に続く
JRA重賞制覇で通算12勝目。管理する橋田満調教師は
アドマイヤコマンドで制した昨年の
青葉賞(GII)以来となる
JRA重賞制覇で通算47勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。