現地時間26日、ドバイ・ナドアルシバ競馬場で行われたUAE
オークス(3歳牝、準重賞・ダート1800m、1着賞金15万米ドル、8頭立て)に、日本から
アースリヴィング(牝3、美浦・
小笠倫弘厩舎)が
C.ルメール騎手騎乗で出走。中団追走から徐々に進出し、直線では先に抜け出したL.デットーリ騎手騎乗のデボティー Devotee(牝3、首・S.ビン・スルール厩舎)との一騎打ちとなったが、1.1/4馬身差及ばず2着に敗れた。勝ちタイムは1分51秒09(良)。
勝ったデボティーは、
父Elusive Quality、母は03年にこのレースを制した
Danuta(
その父サンデーサイレンス)という血統の米国産馬。昨年8月にアメリカでデビューし、2戦目のアルシバイアディーズS(米G1)で3着。その後、現厩舎に移籍し、
アースリヴィングが2着だった前走のUAE1000ギニー(準重賞)では最下位の10着に敗れていた。通算成績4戦2勝。
なお、
アースリヴィングは
ブラックエンブレム(牝4、美浦・
小島茂之厩舎)とともに、3月2日にドバイを出発して帰国する予定となっている。
【小笠調教師のコメント】
「今回は勝ちに行く競馬ということを意識して、位置取りも積極的にとジョッキーには頼んでいました。直線は勝ったと思う瞬間がありましたが、終わってみると1着と2着の差というのは本当に大きいですね。それでも馬は様々な厳しい条件を乗り越えてよく頑張ったと思います。今回の遠征にあたっては、多くの方にお世話になりました。特に
ブラックエンブレム陣営の皆さんには多岐に渡って助けていただき、本当に感謝しています」(取材:須田 鷹雄)