7日、阪神競馬場で行われた第16回
チューリップ賞(3歳牝、GIII・芝1600m)は、安藤勝己騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.1倍)
ブエナビスタ(牝3、栗東・松田博資厩舎)が、道中は最後方を追走。徐々にポジションを上げると、ゴール前で鮮やかに抜け出し、逃げ粘った7番人気
サクラミモザに1.1/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分36秒5(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には8番人気
ルージュバンブーが入った。なお、上位3頭には
桜花賞(GI)への優先出走権が与えられる。
勝った
ブエナビスタは、
父スペシャルウィーク、母は95年阪神3歳牝馬S(GI)を制した
ビワハイジ(
その父Caerleon)という血統。半兄に05年
京成杯(GIII)の勝ち馬
アドマイヤジャパン(
父サンデーサイレンス)、07年
シンザン記念(GIII)、
弥生賞(GII)、08年
京都記念(GII)を制した
アドマイヤオーラ(牡5、栗東・松田博資厩舎、
父アグネスタキオン)がいる。
昨年10月のデビュー戦(京都・芝1800m)は、
アンライバルド、
リーチザクラウンに次ぐ3着に敗れたが、2戦目の未勝利戦(京都・芝1600m)で初勝利。続く
阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)では、後方追走から直線で並ぶ間もなく突き抜ける完勝劇を演じており、今回がそれ以来約3か月ぶりのレースだった。通算成績4戦3勝(重賞2勝)。
鞍上の安藤勝己騎手は
ビービーガルダンで制した
阪急杯(GIII)に続く2週連続の
JRA重賞制覇で今年2勝目、通算64勝目。管理する松田博資調教師は
ブエナビスタで制した昨年の
阪神ジュベナイルフィリーズ以来の
JRA重賞制覇で、通算では46勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。