8日、中山競馬場で行われた第46回
弥生賞(3歳、GII・芝2000m)は、
横山典弘騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.3倍)
ロジユニヴァース(牡3、美浦・
萩原清厩舎)が、1周目スタンド前でハナを奪い、道中はマイペースの逃げを展開。直線に向くと後続を一気に突き放し、5番人気
ミッキーペトラに2.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは2分03秒5(稍重)。さらに1/2馬身差の3着には7番人気
モエレエキスパートが入り、2番人気で出走した昨年の2歳王者
セイウンワンダーは中団追走から直線失速して8着に敗れた。なお、上位3頭には
皐月賞(GI)への優先出走権が与えられる。
勝った
ロジユニヴァースは、
父ネオユニヴァース、
母アコースティクス(
その父Cape Cross)という血統。昨年7月のデビュー戦(阪神・芝1800m)を制すと、続く
札幌2歳S(GIII)で重賞初制覇。昨年暮れのラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)では2着の
リーチザクラウンに4馬身差をつけて快勝しており、今回の勝利でデビューからの連勝を“4”に伸ばした。通算成績4戦4勝(重賞3勝)。
鞍上の
横山典弘騎手は
アーバニティで制した
オーシャンS(GIII)に続く2日連続の
JRA重賞制覇で今年5勝目、通算111勝目。管理する
萩原清調教師は
ロジユニヴァースで制した昨年のラジオNIKKEI杯2歳Sに続く
JRA重賞制覇で、通算では9勝目となった。
なお、無敗で
弥生賞を制した馬には、
ディープインパクト(05年)、
アグネスタキオン(01年)、
シンボリルドルフ(84年)、
ハイセイコー(73年)などがいる。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。