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中山牝馬S、キストゥヘヴンがラストラン飾る

  • 2009年03月15日(日) 15時45分
 15日、中山競馬場で行われた第27回中山牝馬S(4歳上牝、GIII・芝1800m)は、横山典弘騎手騎乗の4番人気キストゥヘヴン(牝6、美浦・戸田博文厩舎)が、中団追走から直線で内を突いて伸びると、逃げ粘った15番人気ピンクカメオを1馬身差交わして快勝した。勝ちタイムは1分49秒1(稍重)。さらに1.1/4馬身差の3着には11番人気ダンスオールナイトが入り、3連単は1,394,370円の大波乱となった。1番人気のザレマは好位追走から伸び切れず、4着に敗れている。

 勝ったキストゥヘヴンは、父アドマイヤベガ、母はJRA1勝のロングバージン(その父ノーザンテースト)。伯母にロンググレイス(エリザベス女王杯)がいる血統。04年HBAオータムセール1歳にて970万円(税抜)で落札されている。

 05年12月のデビューから4戦目で初勝利。続くフラワーC(GIII)で重賞初制覇を飾ると、6番人気で臨んだ桜花賞も制し、3連勝でGIタイトルを手にした。その後は勝利から遠ざかっていたものの、昨年の京成杯オータムH(GIII)で桜花賞以来約2年5か月ぶりの勝利。今回のこのレースを最後に現役を引退する予定となっており、見事ラストランを勝利で飾った。通算成績27戦5勝(うち海外1戦0勝、重賞4勝)。

 鞍上の横山典弘騎手中山記念(GII、カンパニー)、オーシャンS(GIII、アーバニティ)、弥生賞(GII、ロジユニヴァース)に続くJRA重賞騎乗機会4連勝を達成。今年に入って6回目、通算では112回目のJRA重賞制覇となる。また、管理する戸田博文調教師はブレイクランアウトで制した共同通信杯(GIII)に続く今年のJRA重賞2勝目で、通算では7勝目となった。

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

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