バンブーエールが世界の強豪ス
プリンターを相手に大健闘を見せた。現地時間28日にドバイ・ナドアルシバ競馬場で行われた
ドバイゴールデンシャヒーン(3歳上、首G1・ダート直線1200m、1着賞金120万米ドル、12頭立て)に、日本から出走した
バンブーエール(牡6、栗東・
安達昭夫厩舎)は、勝負どころで一旦は馬群の後方まで下がったものの、ゴール前で一気の伸び脚を見せ、4着に食い込んだ。
手綱を取った
武豊騎手は「良い走りをしてくれたし、スピードで負けることもなかった。他の馬がバテても最後まで踏ん張ってくれましたし、力のある馬だと思います」と、初めてコンビを組んだパートナーを讃える。
このレースにはこれまでに5頭の日本馬が参戦し、02年
ブロードアピールと04年
マイネルセレクトの5着が最高。レースを見届けた安達調教師は、「レースは武(豊)騎手に任せていました。パドックから落ち着いていましたし、スタートも良かった。(日本馬最先着の4着に)よくやってくれたと思います。これを機会にまた頑張って欲しいし、また選ばれるようにしたいですね」と今後の抱負を語った。
勝ったのはJ.ヴァレンズエラ騎手騎乗のビッグシティマン
Big City Man(牡4、サウジアラビア・J.
バートン厩舎)。勝ちタイムは1分08秒93(良)。1.1/4馬身差の2着はインディアン
ブレッシング Indian Blessing、さらに5馬身差の3着にはダイアボリカル Diabolicalが入った。
◆ビッグシティマン
父Northern Afleet、
母Mini Appeal(
その父Valid Appeal)という血統の米国産馬。2走前の
アルシンダガス
プリント(首G3)を制すなど、デビューから7戦5勝2着2回という安定した成績を残しており、今回がG1初出走だった。通算成績8戦6勝(重賞2勝)。