18日、中山競馬場で行われた第11回
中山グランドジャンプ(障害4歳上、JGI・芝4250m)は、
白浜雄造騎手騎乗の2番人気
スプリングゲント(牡9、栗東・野村彰彦厩舎)が、向正面から続いた1番人気
キングジョイとの一騎打ちをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは4分49秒1(良)。さらに大差の3着には8番人気
オープンガーデンが入った。
勝った
スプリングゲントは、
父オペラハウス、母が
JRA2勝の
スプリングマドンナ(
その父ニッポーテイオー)という血統。平地で3勝を挙げた後、障害転向初戦を快勝すると、そこから06年
京都ジャンプS(JGIII)、
東京ハイジャンプ(JGII)、
京都ハイジャンプ(JGII)の重賞3勝を含む6連勝をマーク。その後、右前浅屈腱炎のため長期休養に入ったが、昨年秋に復帰。平地で2戦した後は
中山大障害(JGI)4着、前走の
阪神スプリングジャンプ(JGII)2着と徐々に復調を見せており、今回がJGI初制覇となった。通算成績44戦10勝(うち障害9戦7勝、重賞4勝)。
鞍上の
白浜雄造騎手は
テイエムドラゴンで制した07年
京都ハイジャンプ以来の
JRA重賞制覇で、通算16勝目(すべて障害)。JGIは05年
中山大障害(
テイエムドラゴン)以来の2勝目となる。また、管理する野村彰彦調教師は
アーバンストリートで制した
シルクロードS(GIII)に続く今年の
JRA重賞2勝目で、通算では25勝目。平地では97年
桜花賞(GI)を
キョウエイマーチで制しているが、JGIは初制覇となった。