26日、京都競馬場で行われた第14回
アンタレスS(4歳上、GIII・ダート1800m)は、
川田将雅騎手騎乗の2番人気
ウォータクティクス(牡4、栗東・
池江泰寿厩舎)がスタートから先手を奪うと、直線に向いて後続をさらに突き放し、1番人気
ワンダースピードに2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分47秒8(重)の
JRAレコード。さらにハナ差の3着には11番人気
ボランタスが入った。
勝った
ウォータクティクスは、
父ウォーエンブレム、母は
JRA4勝の
アドマイヤハッピー(
その父トニービン)。叔父に
オレハマッテルゼ(
高松宮記念-GI)がいる血統。07年11月の芝でのデビュー戦は3着に敗れたが、初ダートとなった2戦目で後続に2.1秒差の大差勝ちを収めると、前走の
アルデバランS(OP)までダートでは無傷の5連勝を飾っていた。通算成績7戦6勝(重賞1勝)。
鞍上の
川田将雅騎手は
アドマイヤフジで制した
中山金杯(GIII)に続く今年の
JRA重賞2勝目で、通算13勝目。管理する
池江泰寿調教師は
ドリームジャーニーで制した
大阪杯(GII)に続く今年の
JRA重賞2勝目で、通算では8勝目となった。
なお、従来のレコードタイムは97年11月15日に
プレミアムサンダーが記録した1分48秒4(重)で、今回はこれを0.6秒更新した。