5日、
船橋競馬場で行われた第21回
かしわ記念(4歳上、交流GI・ダート1600m、1着賞金6000万円)は、佐藤哲三騎手騎乗の2番人気
エスポワールシチー(牡4、栗東・
安達昭夫厩舎)が道中先団追走から徐々に進出し直線で抜け出すと、外から追い込んだ1番人気
カネヒキリに3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分35秒9(重)。さらに1馬身差の3着には4番人気
フェラーリピサが入った。
勝った
エスポワールシチーは、
父ゴールドアリュール、母は
JRA2勝・地方1勝の
エミネントシチー(
その父ブライアンズタイム)という血統。初のダート戦となった昨年8月の3歳500万下(小倉・ダート1700m)を7馬身差で圧勝すると、そこから一気の4連勝でOP入り。今年の
フェブラリーS(GI)を4着と好走し、前走の
マーチS(GIII)で重賞初勝利を挙げていた。通算成績15戦7勝(重賞2勝)。
鞍上の佐藤哲三騎手、管理する
安達昭夫調教師ともにこのレース初勝利。
JRA所属馬は07年
ブルーコンコルド、08年
ボンネビルレコードに続くこのレース3連勝となった。
【1着
エスポワールシチー・佐藤哲三騎手のコメント】
「メチャクチャうれしいですね。この馬場なんでハナへ行った方がいいかなとも考えたんですけど、せっかく前走で下げる競馬を松岡(正海騎手)と一緒に研究したんで、もうちょっと下げて切れ味を活かそうと思いました。ようやく完成の域に入ってきたと思います」
【2着
カネヒキリ・
内田博幸騎手のコメント】
「(入線後の下馬について)道中は何も問題なかった。何ともなければいいけど…」
【
カネヒキリ・角居勝彦調教師のコメント】
「これから調べますが、無事であれば
帝王賞へ向かいます」
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。