24日、東京競馬場で行われた第70回
オークス(3歳牝、GI・芝2400m)は、安藤勝己騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.4倍)
ブエナビスタ(牝3、栗東・松田博資厩舎)が、道中は後方2番手を追走。直線に向いて馬場の真ん中を鋭く伸びると、先に抜け出していた2番人気
レッドディザイアを猛追の末にゴール前でハナ差交わして優勝した。勝ちタイムは2分26秒1(良)。さらに3馬身差の3着には4番人気
ジェルミナルが入り、上位3頭は
桜花賞と同じ結果となった。
勝った
ブエナビスタは、
父スペシャルウィーク、母は95年阪神3歳牝馬S(GI)を制した
ビワハイジ(
その父Caerleon)という血統。半兄に05年
京成杯(GIII)の勝ち馬
アドマイヤジャパン(
父サンデーサイレンス)、07年
シンザン記念(GIII)、
弥生賞(GII)、08年
京都記念(GII)を制した
アドマイヤオーラ(牡5、栗東・松田博資厩舎、
父アグネスタキオン)がいる。
昨年10月26日のデビュー戦(京都・芝1800m)は、
アンライバルド、
リーチザクラウンに次ぐ3着に敗れたが、2戦目の未勝利戦(京都・芝1600m)を3馬身差で制して初勝利。続く
阪神ジュベナイルフィリーズでGI初制覇を飾ると、今年初戦の
チューリップ賞(GIII)、前走の
桜花賞(GI)をいずれも圧倒的人気に応えて快勝しており、今回の勝利で5連勝での牝馬2冠制覇となった。通算成績6戦5勝(重賞4勝)。
なお、同馬は10月4日に行われる
凱旋門賞(仏G1)にも登録を行っており、今後の動向に注目が集まる。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。