12日、阪神競馬場で行われた第14回
プロキオンS(3歳上、GIII・ダート1400m)は、
武豊騎手騎乗の3番人気
ランザローテ(牡6、栗東・
池江泰寿厩舎)が、道中好位からレースを進めて直線へ向くと、先に抜け出した1番人気
トーホウドルチェをゴール前でアタマ差とらえて優勝した。勝ちタイムは1分22秒7(良)。さらに1.3/4馬身差の3着には2番人気
バンブーエールが入った。
勝った
ランザローテは、父が先月22日に急性心不全のため死亡した
アグネスタキオン、母は
JRA2勝の
トキオタヒーチ(
その父Wild Again)という血統。03年セレクトセール当歳にて3200万円(税抜)で落札されている。06年6月のデビュー戦(函館・ダート1700m)を10馬身差で圧勝すると、その後はダートの短距離を中心に勝ち星を重ね、今年1月の
羅生門S(1600万下、京都・ダート1400m)を勝ってオープン入り。昇級初戦の
マーチS(GIII)は9着、前走の
オアシスS(OP)は5着に敗れていた。通算成績10戦6勝(重賞1勝)。
鞍上の
武豊騎手は
ウオッカで制した
安田記念(GI)に続く今年の
JRA重賞6勝目で、通算260勝目。管理する
池江泰寿調教師は
ドリームジャーニーで制した
宝塚記念(GI)に続く今年の
JRA重賞4勝目で、通算10勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。