19日、新潟競馬場で行われたサ
マースプリントシリーズ第2戦・第9回
アイビスサマーダッシュ(3歳上、GIII・芝直線1000m)は、
小牧太騎手騎乗の3番人気
カノヤザクラ(牝5、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、好位追走から残り100m付近で抜け出し、6番人気
アポロドルチェに1.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは56秒2(重)。さらに1/2馬身差の3着には2番人気
アルティマトゥーレが入った。1番人気
エイシンタイガーは5着に敗れている。
勝った
カノヤザクラは、
父サクラバクシンオー、
母ウッドマンズシック(
その父Woodman)という血統。半姉に02年
セントウルS(GIII)2着の
パイアン(
父Cozzene)がいる。2番人気で出走した昨年の
アイビスサマーダッシュで重賞初制覇を飾ると、次走の
セントウルS(GII)も制し、サ
マースプリントシリーズのチャンピオンに輝いた。その後は
スプリンターズS(GI)7着、
スワンS(GII)9着、前走の
CBC賞(GIII)11着と精彩を欠く走りが続いていたが、今回の勝利でレース史上初となる連覇を達成した。通算成績20戦6勝(重賞3勝)。
鞍上の
小牧太騎手は
ワンダースピードで制した
東海S(GII)に続く今年の
JRA重賞5勝目で、通算18勝目。管理する橋口弘次郎調教師は
アイアンルックで制した
毎日杯(GIII)に続く今年の
JRA重賞3勝目で、通算では74勝目となった。