16日、小倉競馬場で行われたサ
マースプリントシリーズ第3戦・第44回
北九州記念(3歳上、GIII・芝1200m)は、
酒井学騎手騎乗の8番人気
サンダルフォン(牡6、栗東・
松永幹夫厩舎)が、中団追走から直線で抜け出し、2番人気
レディルージュに1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分07秒5(良)。さらに3/4馬身差の3着には1番人気
カノヤザクラが入った。
勝った
サンダルフォンは、
父サクラバクシンオー、母は
JRA2勝の
コウユーラヴ(
その父ジェイドロバリー)という血統。半弟に昨年の
小倉記念(GIII)2着の
ダイシングロウ(牡5、栗東・松田博資厩舎、
父ダンスインザダーク)がいる。
06年5月のデビューから4戦目(函館・ダート1700m)で初勝利を挙げ、その後もダート戦で勝ち星を重ねていたが、昨年4月の
福島中央テレビ杯(1000万下、福島・芝1200m)で芝初勝利。同年7月の
ジュライS(1600万下、阪神・芝1200m)を勝ってオープン入りした。昇級後は勝ち星がなく、前走の
米子S(OP、阪神・芝1600m)は4着。今回が5度目の重賞挑戦だった。通算成績30戦6勝(重賞1勝)。
鞍上の
酒井学騎手は
タフネススターで制した01年カブトヤマ記念(GIII)以来、約8年ぶりの
JRA重賞制覇で通算2勝目。管理する
松永幹夫調教師は
ダンスアジョイで制した2日の
小倉記念(GIII)に続く
JRA重賞2勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。