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ダービー馬ディープスカイ、屈腱炎で引退

  • 2009年08月19日(水) 14時00分
 昨年のダービー馬で、函館競馬場で調整されているディープスカイ(牡4、栗東・昆貢厩舎)に左前浅屈腱炎が判明したことがJRAより発表された。今後は引退し、種牡馬となる予定。

 ディープスカイは、父アグネスタキオン、母アビ(その父Chief's Crown)という血統。昨年の毎日杯(GIII)で重賞初制覇を飾り、続くNHKマイルC(GI)、日本ダービー(GI)を制して変則2冠を達成。秋緒戦の神戸新聞杯(GII)を勝って以降は、天皇賞・秋(GI)3着、ジャパンC(GI)2着と惜敗が続き、今年に入ってからも大阪杯(GII)2着、安田記念(GI)2着、宝塚記念(GI)3着と勝利から遠ざかっていた。当初予定していた凱旋門賞(仏G1)参戦を見送り、今秋は毎日王冠(GII)からの始動を予定していた。通算成績17戦5勝(重賞4勝)。

昆貢調教師のコメント】
「馬の状態が秋に向けてとても順調だっただけに、突然の出来事でとても残念です。NHKマイルC日本ダービーを制覇してくれたことが忘れられない思い出となっています。最初は目立たない馬でしたが、日本ダービーを制してとても注目されるようになり、サラブレッドの可能性というのを改めて我々に認識させてくれた馬でした。昨年の秋以降、悔しいレースが続きましたが、この悔しさをバネに種牡馬として活躍してくれることを期待しています。ディープスカイ号の仔で、また大きなタイトルを獲りたいと思いますので、ディープスカイ号同様に応援をお願いします」

四位洋文騎手のコメント】
「屈腱炎という病気は競走馬の宿命のようなものなので、仕方がないです。昨年の秋から惜しいレースが続いていたので、この秋は雪辱を果たそうと自分も力が入っていたところでした。その夢はかなわなくなってしまいましたが、ディープスカイ号は血統的にも良い馬なので、次の世代につながるよう次の仕事を頑張ってほしいです。将来、ディープスカイ号の仔でレースに乗ることを楽しみにしています。今はありがとうという感謝の気持ちでいっぱいです」

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

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