20日、中山競馬場で行われた第63回
セントライト記念(3歳、GII・芝2200m)は、
蛯名正義騎手騎乗の2番人気
ナカヤマフェスタ(牡3、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)が、中団追走から徐々に進出すると、直線での競り合いの中から抜け出し、4番人気
セイクリッドバレーに1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分12秒0(良)。さらにクビ差の3着には7番人気
フォゲッタブルが入り、1番人気の
アドマイヤメジャーはゴール前で差を詰めたものの4着に敗れた。なお、上位3頭には
菊花賞(GI)の優先出走権が与えられる。
勝った
ナカヤマフェスタは、
父ステイゴールド、母は
JRA1勝の
ディアウィンク(
その父タイトスポット)という血統。07年セレクトセール1歳にて1000万円(税抜)で落札されている。昨年11月のデビュー戦(東京・芝1600m)を制すと、2戦目となった東京スポーツ杯2歳S(GIII)で重賞初制覇。今年初戦の
京成杯(GIII)で2着に入り、
皐月賞(GI)では8着に敗れたものの、前走の
日本ダービー(GI)では4着と好走を見せていた。通算成績6戦3勝(重賞2勝)。
鞍上の
蛯名正義騎手は
ストロングガルーダで制した
ラジオNIKKEI賞(GIII)に続く今年の
JRA重賞3勝目で、通算85勝目。管理する二ノ宮敬宇調教師は
ナカヤマフェスタで制した昨年の東京スポーツ杯2歳S以来の
JRA重賞制覇で、通算では14勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。