17日、東京競馬場で行われた第11回
東京ハイジャンプ(障害3歳上、JGII・芝3300m)は、佐久間寛志騎手騎乗の8番人気
テイエムトッパズレ(牡6、栗東・
鹿戸明厩舎)が、スタートから積極的に先頭を奪うと、直線に入っても脚色は鈍らず、直線外から追い上げる4番人気
ビコーフェザーに2.1/2馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは3分40秒0(良)。さらに2.1/2馬身差の3着には11番人気
ワンダーシンゲキが入った。1番人気
エイシンボストンは8着、昨年の
中山大障害(JGI)勝ち馬で2番人気の
キングジョイは4着に敗れている。
勝った
テイエムトッパズレは、
父テイエムオペラオー、
母テイエムシャルマン(
その父ステートリードン)という血統の鹿児島産馬。伯父に
シルクジャスティス(
有馬記念-GI)がいる。05年7月のデビュー戦を勝利で飾り、その後は勝ち星に恵まれなかったが、障害4戦目で2勝目をマーク。昨年5月の
京都ジャンプS(JGIII)で重賞初制覇を飾り、
中山大障害(JGI)では11番人気ながら3着に好走。前々走の
京都ハイジャンプ(JGII)で重賞2勝目を飾っていた。通算成績35戦5勝(うち地方3戦0勝、障害22戦4勝、重賞3勝)。
鞍上の佐久間寛志騎手は、
テイエムトッパズレで制した今年の
京都ハイジャンプに続く今年の
JRA重賞2勝目で、通算3勝目。管理する
鹿戸明調教師も同じく今年の
JRA重賞2勝目で、通算では8勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。