31日、京都競馬場で行われた
スワンS(3歳上、GII・芝1400m)は、C.スミヨン騎手騎乗の4番人気
キンシャサノキセキ(牡6、美浦・
堀宣行厩舎)が、好位追走から直線を向くと16番人気
アーリーロブストとの叩き合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイム1分20秒3(良)。さらに1/2馬身差の3着には3番人気
マルカフェニックスが入った。1番人気の
スズカコーズウェイは5着に敗れている。
勝った
キンシャサノキセキは、
父フジキセキ、
母ケルトシャーン(
その父Pleasant Colony)という血統の豪州産馬。伯父にリュパン賞(仏G1)など仏重賞5勝を挙げた種牡馬
グルームダンサーがいる。05年12月のデビューから2連勝を飾ると、その後も短距離戦線で堅実な走りを披露。08年
函館スプリントS(GIII)で重賞初制覇を達成すると、同年の
スプリンターズS(GI)も2着と好走した。しかし、今年は二桁着順が続いており、前走の
スプリンターズSでは12着に敗れていた。通算成績23戦7勝(重賞2勝)。
鞍上のC.スミヨン騎手は
JRA重賞初制覇。管理する
堀宣行調教師はこのレース初制覇。
JRA重賞は今年の
阪神牝馬S(GII、
ジョリーダンス)以来となる通算8勝目となった。