3日、
名古屋競馬場で行われた第9回
JBCクラシック(3歳上、交流GI・ダート1900m、1着賞金1億円)は、
武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.3倍)
ヴァーミリアン(牡7、栗東・石坂正厩舎)が道中は先団を追走し、直線最内を突いて伸びると、逃げ粘りを図った2番人気
マコトスパルビエロをゴール直前でアタマ差交わして優勝した。勝ちタイムは2分00秒2(良)。さらにクビ差の3着には3番人気
ワンダースピードが入った。
勝った
ヴァーミリアンは、
父エルコンドルパサー、母が
JRA1勝の
スカーレットレディ(
その父サンデーサイレンス)という血統。同厩の半兄に05年
東海S(GII)など重賞4勝の
サカラート(牡9、
父アフリート)がいる。
07年1月の
川崎記念(交流GI)でGI初制覇を飾ると、同年の
JBCクラシック(大井)、
ジャパンCダート(GI)、
東京大賞典(交流GI)も勝ち、
JRA賞最優秀ダートホースに輝いた。さらに08年
フェブラリーS(GI)、08年
JBCクラシック(園田)、今年2戦目となった前走の
帝王賞(交流GI)とGIの勝ち鞍を重ね、今回の勝利で
ディープインパクト、
シンボリルドルフなどを上回る史上最多のGI・8勝目をマークした。通算成績29戦14勝(うち地方10戦9勝、海外2戦0勝、重賞12勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。