8日、東京競馬場で行われた第47回
アルゼンチン共和国杯(3歳上、GII・芝2500m)は、
吉田隼人騎手騎乗の11番人気
ミヤビランベリ(牡6、栗東・加藤敬二厩舎)がスタート直後から先手を奪い、道中は後続を引き離して逃げると、直線で差を詰められたものの最後まで粘り切り、4番人気
アーネストリーに1馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分30秒9(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には10番人気
ヒカルカザブエが入り、1番人気
ジャガーメイルは5着に敗れている。
勝った
ミヤビランベリは、
父オペラハウス、母が
JRA1勝の
アステオン(
その父ホリスキー)という血統。7番人気で出走した昨年の
七夕賞(GIII)で重賞初制覇を飾り、同年のサマー2000シリーズのチャンピオンに輝いた。今年も
目黒記念(GII)を5馬身差で圧勝、
七夕賞を連覇するなど重賞2勝を挙げている。前走の
札幌記念(GII)は14着だった。通算成績20戦7勝(重賞4勝)。
鞍上の
吉田隼人騎手は、
マイネカンナで制した08年
福島牝馬S(GIII)以来となる
JRA重賞制覇で、通算5勝目。管理する加藤敬二調教師は、
ミヤビランベリで制した
七夕賞に続く今年の
JRA重賞3勝目で、通算では25勝目となった。