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スリーロールスはほどよい気合で12秒9

  • 2009年12月24日(木) 12時06分
 スリーロールスは開場一番の栗東CWでメルシーエイタイム(7歳障害OP)に3馬身先行。4角で馬体が合うが、鞍上の手綱はがっちりと抑えられたまま、ほどよい気合乗りでゴール板を貫いた。6F88.3-40.9-12.9秒のソフトな仕上げにも、杉山助手は「少し気持ちの面でピリピリしたところが出てきた。テンションを考えての追い切りだから時計は物足りないくらいで十分。最近のウッドチップは合っていないのか、滑るようなところがあるので、先週でも乗っている感じよりも時計はかかっているが、動き、息遣いと心配はない」と順調さを強調した。

 リーチザクラウン武豊を背に栗東DPで最終リハ。序盤はやや行きたがるそぶりが見られたが、3〜4角では人馬の呼吸もピッタリ。スムーズに加速して鋭い反応を返した。6F78.1-37.8-11.5秒。武豊は「最後の1Fだけを伸ばしてとの指示。相変わらず元気。(手綱を)抑えるのに必死ですよ。今年1年、ずっとコンビを組んできた。最後は何とかいい競馬をしたい。人気もないし、思い切って乗りたいね」と初GI制覇へ気合を入れた。

 アンライバルドはデムーロが騎乗して栗東CWで追われた。前半からなだめるのにひと苦労。追われてからの反応はイマイチに映ったが、それでも6F81.3-38.7-12.4秒と馬場状態を考えれば上々の数字でまとめた。「先週は動きが硬かったが、けさは筋肉が柔らかくなっていた。いい動きだったよ。ハイペースになれば力を出せる」。2週連続して騎乗したデムーロは好ジャッジを。友道師も「先週までに比べて、馬体に柔らかみが出てきた。得意のコースで変わらないものか」と巻き返しに期待を寄せた。

提供:デイリースポーツ

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