NARは7日、「NAR
グランプリ2009」の表彰馬、表彰者を発表した。
年度代表馬は、デビューから無傷の5連勝で
全日本2歳優駿(交流GI)、
兵庫ジュニアグランプリ(交流GII)を制した
ラブミーチャン(笠松)が受賞。なお、2歳馬の
年度代表馬は今年で20回を数えるNAR
グランプリ史上初となる。また、同馬はサラブレッド2歳最優秀馬、最優秀牝馬も併せて受賞している。
最優秀勝利回数調教師賞は自己の持つ年間最多勝記録を更新する239勝を挙げた
角田輝也調教師(愛知)、最優秀勝利回数騎手賞は
戸崎圭太騎手(大井)が受賞。
なお、表彰式は2月4日(木)に東京都内のホテルにて行われる。各部門の表彰馬と表彰者は以下の通り。
【表彰馬】※馬齢は昨年のもの、下段は09年の主な勝ち鞍
◆
年度代表馬、サラブレッド2歳最優秀馬、最優秀牝馬
ラブミーチャン(牝2、笠松・柳江仁厩舎)
※
全日本2歳優駿(交流GI)、
兵庫ジュニアグランプリ(交流GII)
◆サラブレッド3歳最優秀馬
ブルーラッド(牡3、川崎・足立勝久厩舎)
※
浦和記念(交流GII)
◆サラブレッド4歳以上最優秀馬
フリオーソ(牡5、船橋・川島正行厩舎)
※
ダイオライト記念(交流GII)
◆アラブ最優秀馬、
最優秀短距離馬、最優秀ターフ馬
該当馬なし
◆ばんえい最優秀馬
カネサブラック(牡7、ばんえい・
松井浩文厩舎)
※岩見沢記念(帯広)、北見記念(帯広)
◆ダート
グレード競走特別賞馬
エスポワールシチー(牡4、栗東・
安達昭夫厩舎)
※
ジャパンCダート(GI)、
南部杯(交流GI)、
かしわ記念(交流GI)
◆特別表彰馬
アジュディミツオー(元競走馬・09年に引退)
※
東京大賞典連覇(04年、05年)など、
ビッグタイトルを総なめにする活躍を見せ、地方所属馬として初の海外遠征(05年ドバイワールドC-首G1・6着)を果たすなど、
地方競馬史に大きな足跡を残したことが讃えられ選定。
タガミホマレ(アラブの元競走馬・元種牡馬)
※アラブ系単独競走が09年に幕を閉じたことから、これまで日本の競馬界に大きな功績を残してきたアラブ系競走馬に感謝と敬意を表すため選定。
【表彰者】
◆最優秀勝利回数調教師賞
角田輝也(愛知)
◆最優秀賞金収得調教師賞
川島正行(船橋)
◆最優秀勝率調教師賞
川西毅(愛知)
◆殊勲調教師賞
角川秀樹(北海道)
柳江仁(笠松)
◆最優秀勝利回数騎手賞、最優秀賞金収得騎手賞
戸崎圭太(大井)
◆最優秀勝率騎手賞
赤岡修次(高知)
◆殊勲騎手賞
該当者なし
◆優秀新人騎手賞
長澤幸太(ばんえい)
◆優秀女性騎手賞
別府真衣(高知) 4年連続4回目
◆
ベストフェアプレイ賞
今野忠成(川崎) 4年ぶり2回目
◆特別賞
該当者なし
※
地方競馬の優れた人材をより幅広く顕彰するため、今回から表彰規程が改正され、従来、それぞれ1名ずつ選定されていた最優秀調教師賞、最優秀騎手賞を、最優秀勝利回数調教師賞・同騎手賞、最優秀賞金収得調教師賞・同騎手賞、最優秀勝率調教師賞・同騎手賞に改めるとともに、
グレード競走や国際競走での顕著な成績を讃える殊勲調教師賞・同騎手賞が新設された。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。