現地時間4日にドバイ・メイダン競馬場で行われたマクトゥームチャレンジラウンド3(北半球産4歳上・南半球産3歳上、首G2・オールウェザー2000m、1着賞金18万米ドル)に日本から昨年の
JRA年度代表馬ウオッカ、
秋華賞馬
レッドディザイアの2頭が出走。
レースはグロリアデ
カンペオン Gloria De Campeaoが引っ張り、
C.ルメール騎手騎乗の
ウオッカは5番手、O.ペリエ騎手騎乗の
レッドディザイアは後方2番手からという展開。直線を向いて手応えが鈍る
ウオッカに対し、大外に持ち出した
レッドディザイアが直線強襲。ゴール直前、逃げ込みを図るグロリアデ
カンペオンをわずかに交わして見事海外重賞初制覇の快挙を達成した。勝ちタイムは2分02秒62(稍重)。
1/4馬身差の2着はグロリアデ
カンペオン、さらに3/4馬身差の3着はミスターブロック
Mr Brock。
次走のドバイワールドC(現地時間27日、首G1)を最後に引退を表明している
ウオッカは、5番手追走から直線を向いたものの失速し8着に敗れた。今回で3年連続となるドバイ遠征となったが、08年ドバイデューティフリー(首G1)4着、09年ジェベルハッタ(首G2)5着、09年ドバイデューティフリー7着に続き、またしても海外制覇はならなかった。
日本調教馬によるドバイ重賞制覇は、07年ドバイデューティフリー(首G1)の
アドマイヤムーン以来3年ぶり5頭目、牝馬としては史上初の快挙。海外重賞制覇は08年ピーターパンS(米G2)の
カジノドライヴ以来の勝利となった。
【
松永幹夫調教師コメント】
レッドディザイア自身もそうですが、私自身もメイダンで勝てたことが素晴らしいと思います。(本番はワールドカップorシーマクラシック)これから考えます。
【勝ち馬プロフィール】
◆
レッドディザイア(牝4)
父:マンハッタンカフェ母:グレイトサンライズ母父:Caerleon厩舎:栗東・
松永幹夫馬主:東京ホースレーシング
生産者:社台ファーム
通算成績:8戦4勝(重賞2勝、海外1戦1勝)
主な戦績:09年
秋華賞(GI)
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。
撮影:國廣陽子
使用機材:Canon EOS1D markIV
協力:
Team Japan Keiba