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女傑ウオッカが引退…繁殖入り

  • 2010年03月07日(日) 19時20分
 JRAは7日、昨年の年度代表馬ウオッカ(牝6、栗東・角居勝彦厩舎)が、現役を引退することを発表した。今後はアイルランドにて繁殖牝馬になる予定。

 ウオッカ父タニノギムレット母タニノシスター(その父ルション)という血統。06年10月29日の新馬戦でデビュー勝ちを収めると、3戦目の阪神JF(GI)でGI初制覇。翌年の日本ダービー(GI)では並み居る牡馬を退け、牝馬としては64年ぶりのダービー制覇を飾った。その後も、ライバルダイワスカーレットとの死闘を演じた08年天皇賞・秋など、牝馬としては最多となるGI・7勝をマーク。08年、09年と2年連続で年度代表馬に輝いた。現地時間4日にドバイ・メイダン競馬場で行なわれたマクトゥームチャレンジラウンド3(首G2・AW2000m)8着が最後のレースとなった。通算成績26戦10勝(海外4戦0勝、重賞8勝)。

◆角居勝彦調教師のコメント
「ドバイでのレースが終わり、競馬場から馬運車で帰ってきたときに鼻出血を確認しました。レースを見ていてああいう失速をするタイプの馬ではないので、レース直後から何かあったのではないかと不安に思っていました。

 オーナーと相談した結果、本番レースを使えないのは残念だが、これまで素晴らしい競馬をしてくれたので、これ以上無理をさせるのはかわいそうだということと、繁殖牝馬として立派な仕事が待っているので、引退をさせようということでした。

 ウオッカには長い間厩舎を支えてもらい、嬉しいことや辛いことなど色々な経験をさせてもらいました。厳しいトレーニングに耐え、素晴らしいレースを沢山見せてもらい本当に感謝しています。いつかウオッカの産駒を預かることができればと思います。

 ファンの皆さんには、最後に強いウオッカを見せたかったのですが、こういう結果になってしまい非常に残念です。今後ウオッカは日本に戻ることなく、繁殖牝馬として旅立ちますが、これからもウオッカとその子供たちを応援していただきたいと思います。今まで応援していただいて本当にありがとうございました。」

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