名牝
ファレノプシスの子
ラナンキュラスが、3か月の充電で心身ともにパワーアップ。3日の1週前追い切りでは、僚馬アンムート(3歳未勝利)を相手に楽々と先着。栗東坂路で4F52.6-38.0-12.6秒をマークし、ゴール前では0.7秒突き放した。渋田助手は「帰厩した当初は少し硬さが見られたけど、段々と動きが良くなってきたね。きょうが一番、納得のいく動きだった」と動きの良さに満足げ。
トライアルへ向けて、好感触をつかんだ。
阪神JF4着後は、鳥取県の大山ヒルズへ。この充電が効果的だった。馬体もひと回り大きくなり、1週前の計量では448kg(前走時は438kg)を計時。
「見た目はそう変わらなくても、カイバをしっかりと食べているからね。ケイコも2週続けて併せ馬でビシッとやれましたから」とインナーマッスルの強化も顕著だ。夢の“母子
桜花賞制覇”の偉業達成へ向けて、好発進で弾みをつけたい。
初芝の
萌黄賞を難なくクリアし、目下2連勝中と勢いに乗る
カレンチャン。スッと好位に取りつけるセンスの良さは、キラリと光るものがある。前走を振り返り、岩本助手は「もともと芝を使いたかった。手足の軽い馬ですからね」と思惑通りの内容に満足げ。今度は重賞挑戦で、距離も1F延びるが「大丈夫だと思う。自分の競馬さえできれば」と前向きだった。
提供:デイリースポーツ