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レッドディザイア世界制覇ならず/ドバイワールドカップ

  • 2010年03月28日(日) 02時45分
 現地時間27日、ドバイ・メイダン競馬場で行われたドバイワールドカップ(首G1・オールウェザー2000m、総賞金1000万米ドル)に日本からレッドディザイア(牝4、栗・松永幹夫)がC.スミヨン騎手騎乗で出走した。

 最後方から大外一気を決めた前哨戦とは異なり、道中6番手からレースを進めたレッドディザイアは、直線うまく外に持ち出したが末脚不発に終わり、勝ち馬から約6馬身差の11着に敗れた。これまで日本馬のドバイワールドCでの最高着順は01年トゥザヴィクトリーの2着で、またしても悲願の世界制覇はならなかった。

 レースは、スタートから先頭を奪ったT.ペレイラ騎手騎乗のグロリアデカンペオン Gloria De Campeao(仏)が、直線外から強襲するリザーズディザイア Lizard's Desire(南ア)、間を割ったアリーバー Allybar(UAE)の追い上げをハナ差凌いで逃げ切った。勝ちタイムは2分03秒83。2着はリザーズディザイア、アリーバーはさらに短頭差の3着。

 勝ったグロリアデカンペオンは昨年のドバイワールドCの2着馬。前哨戦のマクトゥームチャレンジラウンド3(首G2)では、レッドディザイアの2着に敗れていた。

松永幹夫調教師のコメント】
 前走もスローだったが、折り合いが付いていたのに、今回は道中で力みハミを噛んでしまった。その分、最後は伸びませんでしたね。馬が上がってきてから無事だったので、今後のことは帰国してから考えます。

【C.スミヨン騎手のコメント】
 この馬が日本でどんな競馬をしているかはよく知らないので単純に比較はできないが、今日のパドックではややエキサイトしていた。スタートからハミを取っていたわけではないが、他馬に寄られて行きたがってしまった。直線でエンジンが掛かり始めるときに、外を走っていた馬がヨレてしまった。それを馬が気にしてしまい、抜け出すことができなかった。数々のレースで名馬に跨ってきたので、レッドディザイアが素晴らしい馬であることが分かるだけに残念です。

【西川哲代表のコメント】
 ごちゃついて、タフな競馬となりましたが、女の子ですからね。この経験を活かして、また強い馬を作っていきたいです。今後については未定。調教師と相談して決めます。

【勝ち馬プロフィール】
◆グロリアデカンペオン(牡6)
父:Impression
母:Audacity
母父:Clackson
厩舎:仏・P.バリー
生産地:ブラジル
主な戦績:シンガポール航空国際C(星G1)、09年ドバイワールドC・2着


撮影:國廣陽子
使用機材:Canon EOS1D markIV
協力:Team Japan Keiba

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