ブエナビスタは土曜の午後4時5分に東京競馬場へ到着した。馬運車からゆっくりと降りると、長旅の疲れも見せずに
リラックス。約30分の引き運動でしっかりと体をほぐした。「2歳のころはチャカチャカするところもあったが、今ではいらないことはしない。もう輸送慣れしているので落ち着いていたよ」。洗い場でのケアを終えて、山口厩務員は落ち着いた表情を見せた。
4月29日に栗東に戻ったが、タイトなスケジュールは気になる。「限られた日数のなかで、やれることはやってきた。使ったあとの反動は気になるが、調教が足りなくてもレースではきっちりと走ってくれる。ましてや東京。直線の長いコースは力を出しやすい。今では(前に)行かせることもできるので、マイルは気にしていないよ」と雑音をシャットアウト。世界を相手に繰り出した脚を府中でも存分に見せつける。
提供:デイリースポーツ