「第46回
金鯱賞・GII」(芝2000m)は29日、京都10Rに14頭で争われ、好位を追走した1番人気の
アーネストリーが、直線で逃げた6番人気の
ドリームサンデー(2着)を楽に交わすと、1馬身1/4差をつけ、1分59秒5のタイムで重賞2勝目を飾った。3着は後方から追い込んだ4番人気の
スマートギア。
「強かった。休み明けだから道中は探りながらだったけどね。走りはまだまだだけど、もっとやれる馬」と佐藤哲はほおを緩ませる。中間は蹄冠欠損に見舞われたが、驚異的な回復力で復帰。5か月半ぶりの不安をモノとのしなかった。
佐藤哲&佐々木師のコンビでの
金鯱賞Vは、05年
タップダンスシチー以来だ。「
タップダンスに近づいたね。正直、負ける気はしなかった」と師は破顔一笑。次走は
宝塚記念(6月27日・阪神)へ。「この馬には絶大な信頼を置いている。無事に宝塚へ行って、秋は天皇賞…それからアメリカのGIも考えている」。指揮官の視線の先には世界がある。
提供:デイリースポーツ