宝塚記念優勝の
ナカヤマフェスタ(牡4歳、美浦・二ノ宮)が、蛯名で
凱旋門賞・仏G1(10月3日・ロンシャン、芝2400m)へ挑戦することが2日、決定した。
「
宝塚記念であのメンバーを相手に道悪で勝ち、遠征への気持ちが強くなった。鞍上は
凱旋門賞で2度の騎乗経験がある蛯名騎手に依頼しました」と二ノ宮師。8月9日に出国し、現地で調整を進めながら前哨戦のフォア賞(9月12日・ロンシャン、芝2400m)を使って本番へ挑む。
“すみれの花”と名付けられた今回の遠征チーム。調教師、騎手、調教助手は、99年に半年以上の仏遠征で4戦し、
凱旋門賞で2着した
エルコンドルパサーと同じメンバー。遠征先での拠点となるトニー・クラウト厩舎も同じだ。
エルコンドルパサー、02年
マンハッタンカフェ(13着)に続いて、
凱旋門賞3度目の騎乗になる蛯名は「先生からもう一度、一緒に夢を見ようと言われてうれしかった。せっかくのチャンスだし、頑張りたい」と抱負を語った。日本馬初の
凱旋門賞制覇を目指しながらも、
モンジューという高い壁に阻まれた11年前。その雪辱を果たすときがきた。
提供:デイリースポーツ