岐阜県
地方競馬組合は27日、同競馬所属の
エレーヌ(牝3、山中輝久厩舎)が、25日未明に
笠松競馬場の厩舎にて心不全により死亡したと発表した。
エレーヌは
父ダイタクリーヴァ、
母トラックマグナ(
その父アラジ)、伯母に
ヴァイタルトラック(
京成杯オータムH-GIII・3着)がいる血統。09年8月にホッカイドウ競馬でデビューし、1勝を挙げたのち笠松へ移籍した。
移籍後は順調に勝ち星を積み重ね、3月のス
プリングC(名古屋)で重賞初制覇。さらに4月の
新緑賞(笠松)から
東海ダービー(名古屋)まで重賞5連勝を達成し、今年度から実施されているグランダム・ジャパン3歳シーズンの初代女王に輝いた。
その後も
兵庫サマークイーン賞(園田)で古馬を破るなど活躍を見せたが、前走の
ノースクイーンC(門別)で13頭立ての最下位に敗退。これが最後のレースとなった。通算成績26戦11勝(うち
JRA3戦0勝、重賞8勝)。