07〜09年の
JBCクラシック(交流GI)3連覇など、歴代史上最多となるGI・9勝を挙げた
ヴァーミリアンが、19日付けで競走馬登録を抹消することが発表され、18日、阪神競馬場で同馬の引退式が行われた。引退式に参加した
武豊騎手、石坂正調教師のコメントは以下の通り。
【
武豊騎手のコメント】
長く乗せてもらったのでこれが最後かという気持ちで、最後の感触を味わいました。デビューから乗せてもらいましたが、素晴らしい乗り味で、素直で、乗っていて気持ちが良く楽しかったです。思い出は数々ありますが、
ジャパンCダート(GI)に勝利しダート界のトップに立ったことも、ドバイで打ちのめされたことも思い出です。こんなに長くたくさん勝たせてもらった馬はあまりいないので、忘れられません。子供がターフに戻ってくるのを心待ちにしたいです。
【石坂正調教師のコメント】
無事に牧場に帰すことができるとほっとしていましたが、最後の走りを見て感極まりました。偉大で立派でした。それに尽きると思います。最初の新馬戦から芝の重賞を勝ち、翌年のクラシックでいけると思って挫折し、ダート路線に方向を変えて、やっぱりいけると思ったときが一番インパクトがありました。7年間うちの看板でした。本当にお疲れさま。偉大な実績を持ってスタリオンに帰れます。子供も走ると思うのでよろしくお願いします。
なお
ヴァーミリアンは今後、北海道勇払郡安平町の社台スタリオン
ステーションで種牡馬となる予定。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。