26日、中山競馬場で行われた第55回
有馬記念(3歳上、GI・芝2500m)は、
M.デムーロ騎手騎乗の2番人気
ヴィクトワールピサがスタートから1周目スタンド前までは4〜5番手を追走し、1000m通過1分02秒0とややペースが緩いと見るや向正面で先頭に進出。3コーナー手前で一旦2番手に下げるも、直線入り口で再び先頭に立つと後続を引き離して懸命に粘り込み、馬場の大外から鋭く追い込んだ1番人気
ブエナビスタをハナ差抑えて優勝した。勝ちタイムは2分32秒6(良)。さらにクビ差の3着には14番人気
トゥザグローリーが入った。
勝った
ヴィクトワールピサは今年4月の
皐月賞(GI)に続くGI2勝目。また、3歳馬による
有馬記念優勝は、02年
シンボリクリスエス以来の快挙となった。
鞍上の
M.デムーロ騎手、管理する角居勝彦調教師ともに
有馬記念初勝利。デムーロ騎手は
グランプリボスで制した19日の
朝日杯FS(GI)に続く2週連続のGI勝利で
JRA・GI通算6勝目。角居調教師は今年の
JRA・重賞5勝目で
JRA・GI通算17勝目。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ヴィクトワールピサ(牡3)
父:
ネオユニヴァース母:
ホワイトウォーターアフェア母父:
Machiavellian兄:
アサクサデンエン(
安田記念-GIなど重賞2勝)
厩舎:栗東・角居勝彦
通算成績:11戦6勝(うち海外2戦0勝、重賞4勝)
主な勝ち鞍:10年
皐月賞(GI)、
弥生賞(GII)、09年ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)など