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池江泰郎調教師「やりつくしたという気持ち」

  • 2011年02月27日(日) 19時30分
 27日、本日をもって引退となる池江泰郎調教師(69、栗東)の管理馬リルダヴァル中山記念(GII)に出走し6着。このレースが同師のラストランとなった。

 池江泰郎(いけえ やすお)調教師は1941年3月1日生まれ、宮崎県出身。1959年に騎手デビュー。1967年にはヤマピットでオークスを制した。騎手引退までの通算成績は3275戦368勝(重賞17勝)。

 1979年に厩舎を開業。1985年にメジロトーマス金杯(西)を制し重賞初制覇を達成すると、86年にはメジロデュレン菊花賞を制しGI初制覇。その後、1990年にはメジロデュレンの弟メジロマックイーン菊花賞兄弟制覇を達成。同馬はその後引退までにGI・4勝を挙げ、当時の世界記録である10億1465万7700円の賞金を獲得した。

 2000年に入ってからはステイゴールドトゥザヴィクトリーで国内外のGIを賑わすと、05年にはディープインパクトで厩舎悲願の日本ダービー初制覇を達成。同馬は菊花賞をも制し、無敗でのクラシック三冠を達成した。翌年もGI・4勝を挙げ2年連続で年度代表馬に選出されている。

 調教師としての通算成績は6768戦845勝、重賞70勝(2月27日現在、JRAの成績のみ)。

【池江泰郎調教師のコメント】
「この世界に入って55年、多くの人の支えでここまで来れました。感謝しています。最後の勝利が小倉だったことは、九州出身の自分に対するプレゼントをもらった気がします。また、たくさんの思い出がつまっている中山競馬場で最後のレースを迎えたことは何か縁があったのでしょう。ディープインパクトが引退したのもここでした。

今日のすべてのレースを終え、やりつくしたという気持ちです。今日は勝負の日でしたので、2〜3日したら引退の実感がわいてくると思います。まずはゆっくりしたい気持ちもありますが、自然と馬のにおいがする所に戻ってくるのではないかと思います。

ファンの皆様には花束ももらい、あたたかい声援もいただき、次の人生でも頑張れよという励ましをもらった気がします。ファンあっての競馬ということを忘れないで欲しいと思います」

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