桜花賞トライアルの
フィリーズレビューは、来週に組み込まれる方向で検討されている。当初は
桜花賞まで中3週だったレース間隔が中2週になるが、一報を受けて、各陣営は一様にホッとした表情を見せた。
ツルマルワンピースの橋口師は「本番まで中1週だと厳しいけど、中2週ならうまく調整ができる。ここにかけてきたし、とにかく競馬ができるのは良かった」と話した。
紅梅Sを勝っている
モアグレイスは、賞金的に
桜花賞出走をクリアしているが、西園師は「使わない手もあるけど、それでは
桜花賞まで間隔があき過ぎるので使います。レースも1週延びるぐらいならと思うし、うまく維持するしかない」と意欲をのぞかせた。
関東馬の
フレンチカクタスは、栗東滞在で調整している。
桜花賞まで滞在予定で「坂路で仕上げてきたので、幸い競馬モードにはなっていない。延期でもマイナスにはならない」と岩藤助手。また阪神競馬場に入っていた
フォーエバーマークの矢野英師は一度、美浦に戻すことを示唆した。
3月に開業した高野師は被害の大きかった福島県の出身。「姉に電話したら“家は大丈夫だけど中はメチャクチャ”と。心配ですね。父と母は子供の世話をしにきてくれていたので大丈夫です」と高野師は話した。今週は
ヒカルアマランサスで重賞(
中山牝馬S)の初出走初制覇を狙っていたが競馬開催が中止。それでも両親を助ける形となった9日に生まれたばかりの双子に、感謝していた。
提供:デイリースポーツ