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サクラバクシンオーが心不全で死亡

  • 2011年05月01日(日) 12時06分
 圧倒的なスピードを武器に、93、94年のスプリンターズSを制し、JRA賞最優秀短距離馬にも選出(94年)されたサクラバクシンオー(牡、父サクラユタカオー)が4月30日午前11時、心不全のため死亡した。22歳だった。

 現役時代は美浦・境勝太郎厩舎に所属し、21戦11勝(重賞5勝)。1400m以下では12戦11勝と、スキのない強さを発揮した。北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りすると、多くの産駒が父譲りのスピードで活躍。ショウナンカンプ(02年高松宮記念)、グランプリボス(10年朝日杯FS)といったGI馬も輩出した。

 今年も数多くのオファーが寄せられ、約80頭との種付けをこなしていた。「1日から種付け業務を再開する予定でしたが…。ぜひ今後、さらに素晴らしい後継馬が出てくれることを期待したいと思います」と社台SSの徳武英介氏。また、社台ファームの吉田照哉代表は「今年は体が少しやせて、衰えている感じはありましたが…」と、しんみりとした口調で語った。

提供:デイリースポーツ

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