「第23回
かしわ記念・GI」(ダート1600m)は5日、船橋10Rに13頭で争われ、先行した地元の雄
フリオーソ(2番人気)が、逃げた5番人気の
ラヴェリータ(2着)の外から強襲。鮮やかに3/4馬身差し切り、1分38秒2のタイムでGI・6勝目を飾った。1番人気の
エスポワールシチーは好位追走も伸び切れず3着止まり。
地元船橋では待望の初JpnIタイトルだ。「とてもうれしい。みなさんの応援があったからこそです!」。ゴール直後、ウイニングラン、そして
ヒーローインタビュー時に、大拍手で迎えた地元ファンに、戸崎は
ガッツポーズでこたえた。
5歳時の09年以外はデビュー年から毎年、JpnIを勝っているが、年間2勝目は今年が初めて。7歳にして強さは増している。「なかなか地元では勝てないけど、状態が上向きだったので自信はあった。来年こそはドバイに行かなくては、とオーナーに話しました」。レース後に川島正師は堂々と来春のドバイ挑戦を宣言した。
次戦予定の
帝王賞では
スマートファルコンが、そして「その結果次第では視野に入れる」とトレーナーが話す、秋のJCダートでは
トランセンドが待っている。年内で国内最強の座を確固たるものにして、堂々と世界へと羽ばたく構えだ。
提供:デイリースポーツ