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夏のローカルから直行する組も多い今年の天皇賞・秋。ここでは春のGIから秋のGII戦線、一挙7戦の熱闘を振り返ります!

前哨戦プレイバック

  • 天皇賞・春
  • 安田記念
  • 宝塚記念
  • 札幌記念
  • オールカマー
  • 京都大賞典
  • 毎日王冠

天皇賞・春(GI)

4月29日 京都芝3200m 晴・良 16頭
1着 メイショウサムソン 3:14.1
2着 エリモエクスパイア ハナ
3着 トウカイトリック クビ
4着 アイポッパー 1/2
5着 トウショウナイト 1.1/4

前走の大阪杯を勝利するも、菊花賞、有馬記念などの長距離戦では連敗中のメイショウサムソンは2番人気。レースは上がり馬のユメノシルシが逃げる形。サムソンは普段よりも後ろの8番手。1番人気アイポッパーはほぼ最後方の13番手を追走。前半2ハロン目から7ハロン目まで11秒台のラップが続き、4コーナー手前で前に行った3頭は後退。デルタブルース、トウショウナイトが激しく追って進出するが、サムソンは持ったまま抜群の手応えで4角先頭。直線ではインからトウカイトリックが抜け出しを図るが、馬場の真ん中を通るサムソンが依然先頭をキープ。そこに外から11番人気のエリモエクスパイアが迫り、サムソンと馬体を併せたままゴール。ハナ差だけサムソンが先着し、持ち前の勝負根性を発揮した。

安田記念(GI)

6月3日 東京芝1600m 晴・良 18頭
1着 ダイワメジャー 1:32.3
2着 コンゴウリキシオー クビ
3着 ジョリーダンス 2.1/2
4着 アドマイヤキッス クビ
5着 スズカフェニックス クビ

高松宮記念を快勝したスズカフェニックスが、適距離のマイルに戻って1番人気に。それまでの安田記念は2戦2敗のダイワメジャーは2番人気。前走のマイラーズCをレコード勝ちして3番人気に推されたコンゴウリキシオーがハナへ、前半3F34秒1のハイラップで飛ばす。直線、引き離しにかかるリキシオーに対し、メジャーはじっくりと外目に持ち出してからの仕掛け。ジリジリとリキシオーに詰め寄り、ゴール寸前でクビ差交わした。ラスト3Fは11秒3-11秒5-12秒0。差し切ったというより、リキシオーの脚があがったという印象。3着ジョリーダンスを含め、4コーナーを5番手以内で通過した3頭がそのまま複勝圏を独占した前残りのレースで、スズカやエイシンドーバーなどの外を通った差し馬には厳しい展開となった。

宝塚記念(GI)

6月24日 阪神芝2200m 小雨・稍 18頭
1着 アドマイヤムーン 2:12.4
2着 メイショウサムソン 1/2
3着 ポップロック 2
4着 アドマイヤフジ クビ
5着 ファストタテヤマ 1/2

稍重馬場で行なわれた宝塚記念は、GI連対経験のある馬が14頭も集結する豪華な一戦となった。1番人気はダービー馬ウオッカ、続いて、春の盾を奪取したメイショウサムソン、海外GI勝ちのアドマイヤムーン。ローエングリンが前半3F33秒5と締まったペースで飛ばし、人気どころは中団から後方へ位置。直線手前でサムソンとカワカミプリンセスが早めに仕掛け、4コーナーで先頭へ。インからウオッカ、外からムーンが先団に迫り、抜け出したサムソンとムーンが馬体を併せた叩き合いを演じる。ゴール前では半馬身だけムーンが先着。国内GI初勝利を飾った。上位に食い込んだ馬たちは道中で後方に位置した馬ばかりで、好位から粘ったサムソンの価値は高い。ダイワメジャーはいつものように先行できず、12着に惨敗。

札幌記念(GII)

9月2日 札幌芝2000m 晴・良 16頭
1着 フサイチパンドラ 2:00.1
2着 アグネスアーク クビ
3着 サクラメガワンダー 1
4着 ディアチャンス アタマ
5着 シルクネクサス クビ

馬インフルエンザの影響で開催が順延となった札幌記念は、フサイチパンドラが逃げ切り勝ち。内枠から押し出されるようにハナに立ちスローの逃げ。4コーナー、馬群が一気に固まったあたりで前を走っていた先団が潰れ、逃げ込みを図るパンドラにアグネスアークが迫るも、クビ差だけ届かず2着。人気を分け合った同厩のマツリダゴッホとサイレントプライドは好位につけるが、追っても伸びず馬群に沈んだ。ここで負けたマツリダゴッホ、シルクネクサス、エリモハリアーが次走のオールカマーでワンツースリーを決めていることから、この2レースは正反対の適性を問われるレースだと言えるのかもしれない。2着のアグネスアークは次走の毎日王冠も2着で、札幌記念=毎日王冠という図式が成り立ちそうだ。

オールカマー(GII)

9月23日 中山芝2200m 曇・良 16頭
1着 マツリダゴッホ 2:12.5
2着 シルクネクサス 1/2
3着 エリモハリアー 2.1/2
4着 チェストウイング 1.1/2
5着 ダイイチアトム 1.1/2

スローペースで流れるなか、道中後方に位置した1番人気マツリダゴッホが4コーナーで2番手まで押し上げ、そのまま先頭ゴール。これで2200mの重賞を2勝。よほどこの距離を得意としているのだろう。例年、このレースはサンデーサイレンス産駒が苦手としており、意外にもサンデー産駒は初勝利。2度目の重賞2着となるシルクネクサスは、今回や中京記念のように上がり35秒台のレースに強く、34秒台に突入するとキレ負けする馬であり、より速い上がりが要求される天皇賞・秋ではどうか。3着エリモハリアーはローカルを主戦場としているが、中央場所でも健闘。終いの脚は確実なので(今回も上がり最速)、前が潰れる展開を得意としている。古馬初対戦ながら2番人気のサンツェッペリンは9着に敗れる。

京都大賞典(GII)

10月7日 京都芝2400m 曇・良 10頭
1着 インティライミ 2:24.8
2着 ポップロック クビ
3着 アルナスライン 1.3/4
4着 ダンスアジョイ アタマ
5着 デルタブルース ハナ

昨年の覇者スイープトウショウが直前で回避。ポップロック、インティライミが人気上位に推された。レースは、唯一のGI馬デルタブルースが59キロを背負いながらハナを叩く展開。2番手にはトウショウナイトがつけ、ポップロックは4番手に、差す競馬が板についてきたインティライミは6番手を追走。スローペースで流れたレースは3コーナーの坂上で馬群が縮まり、直線では一団に。逃げ粘るデルタブルースのインからポップロックが一気に先頭に立ち、そのまま押し切るかと思われたが、大外から迫るインティライミの脚色がよく、レース中最速の33秒4の末脚で差し切り勝ち。重賞2連勝を飾ったインティライミの次走はジャパンC。骨折から復帰した3歳馬アルナスラインは3着に好走。

毎日王冠(GII)

10月7日 東京芝1800m 晴・良 14頭
1着 チョウサン 1
2着 アグネスアーク 1
3着 ダイワメジャー 1/2
4着 エリモハリアー クビ
5着 ブライトトゥモロー クビ

好スタートを切ったダイワメジャーの前で、押して押してコンゴウリキシオーとストーミーカフェがハナ争いを展開。3コーナーで先頭が入れ替わる、前がやりあう厳しいペース。直線は、2番手から粘り込みを図るリキシオーにメジャーが並びかけるが、外からブライトトゥモロー、チョウサン、アグネスアーク、内からエリモハリアーが猛追。一度は先頭に立ったメジャーを、勢いよく弾けたチョウサンが交わし去り、レコードタイムで先頭ゴール。アグネスアークも大外からよく伸び2着。1、2、4着馬は10番手以下から差して来た馬たちで、展開に恵まれた印象。先行して上位に粘ったダイワメジャー、ブライトトゥモロー、コンゴウリキシオーは力を示した形となった。


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