有馬記念特集
有馬記念を徹底分析
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データ室
 有馬記念は関東馬と関西馬、どちらが優勢?3歳馬と古馬はどちらが強いのか?過去の1番人気馬の成績は?性別、年齢、人気、前走レース、血統、出目など、有馬記念に関する様々なデータを過去20年分集計しました。予想に役立つデータが満載です。

【所属】 関東馬が健闘、東西互角
●有馬記念・所属別成績
1着 2着 3着 着外
関東馬 10 7 7 103
関西馬 10 13 10 116
 過去20年で関東・関西共に10勝ずつで全くの互角。地元とはいえ、他のG1では関西勢が優勢な中、関東馬にとっては立派な数字といえる。さらに今世紀に入ってからはマンハッタンカフェ、シンボリクリスエスの連覇で関東勢が現在3連勝中と絶好調。しかし、過去に関東馬が優勝した10勝のうち、シンボリルドルフ、グラスワンダー、シンボリクリスエスがそれぞれ2勝づつしており、実質的な勝ち馬は7頭。そしてその7頭全てが既に過去にG1勝ちがあった。逆にいえばG1勝ちのない関東馬は狙いにくい存在といえる。本命視されるゼンノロブロイは関東馬。既に天皇賞・秋、ジャパンCのG1勝ちがあり、データ的には有力。G1勝ちのない関東馬コイントスハイアーゲームは苦しいか。

【性別】 牡馬が圧倒的優勢
●有馬記念・性別別成績
1着 2着 3着 着外
牡馬 20 18 18 182
牝馬 0 1 2 34
セン馬 0 1 0 3
 過去20年で優勝したのは牡馬のみ。牝馬では女傑ヒシアマゾンの2着が最高で、エアグルーヴ、ファビラスラフイン、テイエムオーシャン、ファインモーションら牡馬相手に通用した一流牝馬でも連対することはできなかった。

【年齢】 3歳馬が古馬をリード
●有馬記念・年齢別成績
1着 2着 3着 着外
3歳 9 7 6 54
4歳 5 9 9 69
5歳 5 2 4 57
6歳 1 2 0 28
7歳以上 0 0 1 11
 過去20年で3歳馬が9勝、2着7回と古馬をリードし、4歳馬と5歳馬が5勝ずつでこれに続く。ただし、有馬記念は01年に定量戦に変更され、5歳以上の馬も57キロ(牝馬55キロ)を背負うようになった。定量戦への変更以降、5歳以上の馬はまだ勝利しておらず、ヒシミラクルツルマルボーイシルクフェイマスには嫌なデータだ。

 また、近20年で7歳以上の馬による連対はなく、48回に及ぶ有馬記念史におていも、70年のスピードシンボリ(1着)ただ1頭。タップダンスシチーが勝てば史上2頭目の7歳馬による有馬記念制覇となる。

【人気】 4番人気馬が6勝と好成績
●有馬記念・人気別成績
1着 2着 3着 着外
1番人気 7 4 2 7
2番人気 2 4 3 11
3番人気 1 4 3 12
4番人気 6 1 3 10
5番人気以下 4 7 9 179
 1番人気馬は7勝と比較的信頼が置ける数字だが、2、3番人気馬はそれぞれ2勝、1勝とやや不振。その代わりに4番人気馬が6勝と好成績を残している。特に89年イナリワン、90年オグリキャップ、93年トウカイテイオー、98年グラスワンダーのように、近走不振の実績馬が人気を落として激走したケースが多く、今年ならヒシミラクルタップダンスシチーが4番人気になるようなら面白い。

 また、5番人気以下の馬も4勝と侮れない。特に人気薄が2、3着に入って波乱を演出することが多く、3連単が導入された今年は大万馬券が飛び出す可能性も十分。

【前走】 主要ステップはジャパンC、菊花賞
●有馬記念・前走別成績
1着 2着 3着
ジャパンC 9 9 7
菊花賞 4 5 3
天皇賞・秋 2 2 1
その他G1 1 2 2
その他重賞 3 1 5
その他OP 1 0 2
 3歳馬なら菊花賞、古馬ならジャパンCというのが主流なローテーション。ただ、菊花賞からは間隔に余裕があるため、ジャパンCに出走する3歳馬もいる。同じ3歳勢でも菊花賞から直行組は4勝2着5回に対し、菊花賞からジャパンC経由の場合は2勝2着0回で、数字の上ではやや劣る。今年はコスモバルクデルタブルースなど有力3歳馬の多くがジャパンCに出走したが、果たしてその影響は?

 古馬には天皇賞・秋から直行する馬もおり、96年にはサクラローレルとマーベラスサンデーがワンツーフィニッシュ。98年にはメジロブライトが2着に入っている。今年はツルマルボーイシルクフェイマスが天皇賞・秋から直行する。

【前走着順】 着外からの巻き返しも可能
●有馬記念・1〜3着馬の前走着順
1着 2着 3着 着外
1着馬 7 1 5 7
2着馬 5 4 2 9
3着馬 5 4 3 8
 過去20年で、87年メジロデュレン、89年イナリワン、90年オグリキャップ、92年メジロパーマー、93年トウカイテイオーと5頭が前走2桁着順から優勝している。これは全体の4分の1を締める数字で、他のG1では見られない特徴だ。さらにこれら5頭すべてが既にG1ウィナーであったことにも注目したい。今年の出走予定馬ではタップダンスシチーがこのパターンに当てはまる。

【血統】 Turn-to系が過去20年で12連対
●有馬記念・父系別成績
1着 2着 3着 着外
Turn-to系 8 4 5 48
└ Roberto系 6 0 1 20
└ サンデーサイレンス系 1 4 4 20
Tourbillon系 3 1 0 16
└ パーソロン系 3 1 0 11
Northern Dancer系 2 8 6 65
└ Lyphard系 0 2 1 14
└ Nijinsky系 0 1 1 13
└ ノーザンテースト系 1 3 0 20
Nasrullah系 2 4 6 40
└ Grey Sovereign系 0 2 3 16
└ Never Bend系 1 0 1 13
Native Dancer系 2 1 0 6
└ Mr.Prospector系 0 1 0 4
Ribot系 0 1 0 2
 過去20年でサンデーサイレンス、ブライアンズタイムを要するTurn-to系が12連対。さらに近10年で見ると、同系統から実に8頭もの勝ち馬が出ている。特にRoberto系の活躍が著しく、前出のブライアンズタイムの他にも、グラスワンダーの父Silver Hawk、シンボリクリスエスの父Kris S.が勝ち馬の父に名を連ねている。

 今年有力馬が多数出走予定のサンデーサイレンス系は、勝ち馬こそ01年のマンハッタンカフェのみだが、96、97年2着のマーベラスサンデー、99年2着のスペシャルウィーク、03年2着のリンカーンなどがおり、相性は決して悪くない。

 Northern Dancer系は過去20年で10連対とTurn-to系に継ぐ数字を残しているが、近年の勝ち馬は00年のテイエムオペラオーのみで、Turn-toの系統に押され気味だ。

【脚質】人気薄の逃げ馬が波乱を演出
●有馬記念・脚質別成績
1着 2着 3着
逃げ 2 2 1
先行 8 8 10
差し 9 6 8
追込 1 4 1
 脚質は逃げから追い込みまで幅広く勝ち馬が出ているが、安定しているのはやはり好位差し馬。

 有馬記念を逃げ切ったのは92年メジロパーマー、95年マヤノトップガンなど6番人気以下の伏兵ばかり。01年3着のトゥザヴィクトリー、02年2着のタップダンスシチーも人気薄で逃げて波乱を演出した。一昨年の3着馬コイントスは同型馬との兼ね合いだが、マイペースで逃げられるようなら面白い。

【G1馬成績】 宝塚記念馬は11頭が参戦して7連対
●同一年G1勝ち馬の有馬記念成績
1着 2着 3着 着外
宝塚記念勝ち馬 4 3 0 4
菊花賞勝ち馬 4 2 0 7
天皇賞・秋勝ち馬 3 3 3 7
ジャパンC勝ち馬 2 2 0 3
 同一年に宝塚記念と有馬記念の両グランプリを制したのは89年イナリワン、92年メジロパーマー、99年グラスワンダー、00年テイエムオペラオーの4頭。11頭が参戦し7連対と相性はいい。

 菊花賞馬が同年の有馬記念を制したのは84年シンボリルドルフ、94年ナリタブライアン、95年マヤノトップガン、01年マンハッタンカフェの4頭。シンボリルドルフ以外の3頭は菊花賞からの直行だった。

 天皇賞・秋勝ち馬が同年の有馬記念を制したのは00年テイエムオペラオー、02、03年シンボリクリスエスの2頭(3回)。過去20年で16頭が参戦し、9頭が3着以内に入っている。

 ジャパンC勝ち馬が同年の有馬記念を制したのは85年シンボリルドルフ、00年テイエムオペラオーの2頭のみ。ともにジャパンCを1番人気で制していた。

【出目】 4枠が7勝、2着1回と好成績
●有馬記念・枠番別成績
1着 2着 3着 着外
1枠 2 2 4 19
2枠 1 5 4 20
3枠 1 4 4 22
4枠 7 1 1 26
5枠 2 3 0 33
6枠 2 0 4 32
7枠 3 4 3 29
8枠 2 1 0 38
●有馬記念・馬番別着順
1着 2着 3着 着外
1番 1 2 4 13
2番 1 3 4 12
3番 1 3 0 15
4番 3 1 2 14
5番 0 1 3 16
6番 3 1 0 16
7番 3 0 0 17
8番 2 3 0 14
9番 0 1 0 19
10番 2 1 1 16
11番 1 2 1 15
12番 1 0 4 13
13番 0 2 1 12
14番 1 0 0 12
15番 1 0 0 8
16番 0 0 0 7

【配当】 馬連平均9,248円、有馬記念は波乱含み
●単勝配当
平均配当 1,571円
└ 最低配当 120円 85年シンボリルドルフ
94年ナリタブライアン
└ 最高配当 13,790円 91年ダイユウサク
●馬連配当
平均配当 9,248円
└ 最低配当 280円 00年
└ 最高配当 48,650円 01年

【結論】 減点材料がないゼンノロブロイが主役
 以上のデータから、減点材料がない関東馬ゼンノロブロイが主役。年齢、ローテーション、血統、G1実績とも申し分なく、ファン投票で圧倒的な支持を集めたのも肯ける。他の有力馬がデータ的に何らかの不安材料を抱えているだけに、この馬の主役の座は揺るぎそうにない。秋のG1・3連勝、藤沢厩舎の有馬記念3連覇に向けて視界は良好だ。

 ジャパンCをスキップしてここに挑むシルクフェイマスにも注目したい。天皇賞・秋からの直行は96年2着だった父マーベラスサンデーと同じローテーション。宝塚記念ではゼンノロブロイに先着しており、前走は休み明けだったことを考えれば、上位との勝負付けはまだ済んでいない。

 デルタブルースは菊花賞後にジャパンCを使っている点がやや不安要素ではあるが、年齢、年齢、血統、G1実績的に軽視はできない。

 最後に、人気を落とした実績馬に該当するヒシミラクルにも注目。叩き3戦目となる今回、4度目のミラクルがあってもおかしくない。

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