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ホソジュン&チエちゃんの栗東直前情報
ヒシミラクル
牡5 栗東・佐山優厩舎

 前走のジャパンCで見せた4コーナー手前からのエンジンのかかりに「ヒシミラクル復活か?」と感じた方も多いのではないでしょうか。騎乗する角田騎手は

「2回使って、動きはだんだんとよくなってきており、復活さえ感じられるね。天皇賞の時とは比べものにならないほどいいよ。不安材料は中山のトリッキーなコース。スタート後、すぐに1コーナーなので、内に包まれるのが怖い。道中スムーズに外に出せれればいいけど。最初の1000mをどう乗るか?がカギでしょう」と。

 脚質的にスローの瞬発力勝負は無理で、長い脚が使えるような持久力勝負になればチャンスあり。状態は非常にいいので、角田騎手自身も今回は楽しみにしている様子でした。(細江純子)

ヒシミラクル
叩き3走目で着実に良化が伺えるヒシミラクル。4度目のミラクルの可能性も十分。
タップダンスシチー
牡7 栗東・佐々木晶三厩舎

 サラブレッドに半永久的に求められるスピードとスタミナ。配合から調教へとホースマンは探求し続けてきた。もしも両方を兼ね備えた究極の馬が完成されれば、無敵だ。タップダンスシチーがサイレンススズカのレコードを更新した金鯱賞は、衝撃的だった。続く宝塚記念での独走に、鳥肌が立った。しかし、いつからか“海外遠征帰りの馬は好走できない”という悲しい定説が生まれていた。その理由は、検疫規定による制約で、約1ヶ月間は、思い通りの調教が組めない大きな理由がある。有馬記念の1ヶ月前に栗東に帰厩。2週前追い切りの際、中原厩務員のジャッジは辛口だった。

「この馬らしい、手足をグッと宙に伸ばすフォームが戻っていないんです。時計は出たようですが…」

 ついにレースまで、あと数日。短期間で6本目の追い切りが消化された。

「こんなケースで競馬に臨むのは、初めてですね。この馬の根性をレースで出して欲しい。それにジョッキーがどんな競馬をしてくれるのか、今回はそれが楽しみです。あとは、これで(水曜追い)どこまで変わってくれるのか、祈るだけです」

 有馬記念は夢のグランプリ競走。今まで多くの感動を与えてくれた異端児タップと、再生し開花させてくれた佐藤哲三騎手。今回の挑戦も心から応援させて頂きます!(新井智映子)

タップダンスシチー
凱旋門賞以来の競馬となるタップダンスシチー。状態がどこまで戻っているかがカギとなる。
アドマイヤドン
牡5 栗東・松田博資厩舎

 久々の芝レースとなるドン君。しかし考えて見ると、芝の成績が悪くてダートに変更したのではなく、調教中の怪我による成績不振から、気分転換のためにダート路線に。怪我をする前の2歳時には、芝のG1を勝っているわけだし、その点は心配なさそう。ズブさがでた前走後からの状態ですが「変わらず好調だよ」と高田騎手。「ただ、久々の芝のペースに馬が戸惑ってしまうことも考えられ、そのあたりが心配ですが、賢い馬なので、対応できるとも思う」と。また芝の軽さに、スイスイ行ってしまいそうな可能性もありますが、最近のダートレースでのズブさがいい方向に向くような感じ。

 最近では、JBCの週に芝コースに馬を入れたところ、普通キャンターの予定が、馬場の軽さに2週時計がでてしまうほどだったとか。これは個人的な意見ですが、ダートは芝の3倍力が必要。深い砂地でトレーニングされたドン君が、凄い走りを見せてくれるような予感がしなくもない。楽しみな馬。(細江純子)

アドマイヤドン
芝のレースは3歳時の菊花賞以来。有馬記念で史上最多となるG1・8勝目なるか!?
ダイタクバートラム
牡6 栗東・橋口弘次郎厩舎

 橋口厩舎は3本の矢で挑む。と言っても、この厩舎のG1・3頭出しは珍しくない。ただし、違いはオオアリのよう。

「元気一杯」

 開口一番に鎌田助手のコメントが返ってきた。「これまでのG1の中で、一番順調に使える」のが、その理由。若い頃はイレッポな気性で、1800mまでの距離でしか、力を出せなかった。明け5歳となり、気性面での変化が見られると、適性の高い長距離でようやく頭角を現し、春の天皇賞は1番人気。

「精神面が、ついて行かず、力が出せなかった」と、大舞台で弱さを出した。

 その後、蟻洞(ぎどう)に悩まされ戦線離脱。そして今年の夏、忘れかけられていた天皇賞3着馬は、単勝6番人気で迎えた北九州記念でレコード勝利の猛復活!ついに、軌道に乗った。

「前走は早めのスパートにハラハラだった。終わってみれば、こっちが思っていた以上に長くいい脚を使える事が分かった。スピードもあるし、ロングスパートも効く。それに調子が良い。だから、今回は本当に楽しみ」と鎌田助手。(新井智映子)

ダイタクバートラム
ステイヤーズS圧勝で勢いづくダイタクバートラム。武豊騎手騎乗で、初G1制覇を目指す。
シルクフェイマス
牡5 栗東・鮫島一歩厩舎

 天皇賞以来となるフェイマス君。天皇賞後に両脚の飛節(ひせつ)が腫れてしまい、大事をとってジャパンCを回避。中間休ませたこともあり、順調な調整はあまりできなかったのが実状。また本当はトモの力をつけるために、坂路での追い切りをしたいところだったのですが、飛節のことを考え、平地のみでの追い切り。持ち乗り助手の門田さんも、今回のデキに関しては、非常に弱気な様子。一週前と今週の水曜日に追い切りに跨った四位騎手は

「先週よりは、今週の方が動きがよくなっているよ」とのこと。

 ただ正直、この馬は使われつつよくなるタイプの馬。今回はG1を取りに行くぞ〜といった万全のデキではないだけに、ちょっと厳しいかも…。(細江純子)

シルクフェイマス
天皇賞・春3着、宝塚記念2着と実績は十分だが、中間順調さを欠いたのが気がかり。
ツルマルボーイ
牡6 栗東・橋口弘次郎厩舎

「今年は天気が良さそう」

 そう、雨馬場を大の苦手とする馬。ただし初G1となった安田記念は、微妙な馬場だった。馬場に泣いた秋の天皇賞は「春の芝と秋の芝は、違う。春は根付きが良くて乾きが早いからね。今年の天皇賞は残念だった」とのこと。

「一昨年は中山だったし、去年はようやく間に合っての出走(シンボリクリスエスの2着)だった。今年こそはの気持ちだっただけに、競馬の上手い馬に負けたね」

 天皇賞後、ミニ放牧からは気分を良くして帰ってきたらしい。「この馬は、体のわりにマワリが下手。東京ならブレーキをかけずに、このままの脚でこれるからすごく楽に走れる」それだけに中山で、いかにスムーズな競馬をして力を温存できるのかがポイントになってくるようです。(新井智映子)

ツルマルボーイ
安田記念快勝のツルマルボーイ。トリッキーな中山コースは不安要素だが、はたして。
細江純子さん新井智映子さん 元騎手の細江純子さんと、中央競馬実況中継のパドックアナウンサーとしても活躍中の新井智映子さんが関係者のこぼれ話、その週のオススメ情報などをお伝えします。
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