ホッカイドウ競馬の魅力
多くのスターホースを生んだホッカイドウ競馬。広大な大地と豊富な自然の中で行われるホッカイドウ競馬の魅力を、古谷剛彦氏が語ります。
→「開催日程」
多くのJRA勝ち馬を輩出
コスモバルク (07年シンガポール航空国際C)
毎年のように、全国的な活躍馬を多く輩出しているホッカイドウ競馬。最も有名なのは、04年にJRAの三冠全てに北海道代表として参戦、06年にはシンガポール航空国際Cを制し、地方馬として初めて国際G1馬に輝いたコスモバルクだろう。
それ以外でも、エンゼルカロとモエレジーニアスが函館2歳Sを、ヤマノブリザードとモエレエスポワールが札幌2歳Sを制しており、JRA北海道シリーズでのホッカイドウ競馬所属馬は注目の的だ。また、ホッカイドウ競馬から巣立ち、JRAへ移籍後にクラシックを制した馬にはドクタースパート(89年皐月賞-GI)やアローキャリー(02年桜花賞-GI)が、古馬の重賞を制した馬ではスガノオージ(95年毎日王冠-GII)やトーセンダンディ(04年オールカマー-GII)がいる。
地方競馬で行われるダートグレード競走においても、地元で行われる北海道2歳優駿(交流GIII)とエーデルワイス賞(交流GIII)は毎年のように有力馬を出し、昨年はトップサバトン、アンパサンドがワンツーフィニッシュを決めるなど、JRA馬と対等に戦っている。また、他地区の競走でもプリンシパルリバーが01年全日本2歳優駿(交流GII)を、モエレソーブラッズが05年兵庫ジュニアグランプリ(交流GIII)を制している。
ハイレベルな2歳戦
ホッカイドウ競馬でデビューする2歳馬たちは約700頭と、全国でも最多を誇る。それだけ勝ち抜いていくことが難しく、選ばれし精鋭たちがオープンで覇を競うため、上述したような活躍馬を多く生むことができる。JRAだけでなく、南関東などでもホッカイドウ競馬出身馬が活躍しており、97年から00年まで4年連続で東京ダービー馬を輩出。また、昨年はビービートルネードが、今年はアンパサンドが東京ダービーを制している。
今年も、“コスモバルクを越える器”として注目を集めているエックスダンスが登場。「新設のブリーダーズゴールドジュニアCを狙いに行きますよ」と陣営も意気込んでおり、その走りに全国の熱い視線が注がれる。
旭山動物園のアザラシ
周辺の観光スポット
旭川競馬場は、JR旭川駅から車で30分。旭川空港から車で約20分のところに位置している。旭川空港の近くに「旭山動物園」があり、ナイトレースを楽しむ前に、動物園へ立ち寄ることも可能だ。また、富良野や美瑛といった自然豊かな観光スポットも近い。
そして、旭川は「北海道のへそ」と呼ばれ、北海道のちょうど真ん中に位置している。そのため、あらゆる港から搬送されるトラックの中継地点として、内陸でありながら、あらゆる海産物を味わえる街としても知られている。
古谷剛彦
1975年東京都生まれ。関西大学在学中から、電子競馬新聞「JRDB」に携わり、関東やローカル開催を担当。また、夕刊紙「内外タイムス」で、中央・地方を担当している。01年からホッカイドウ競馬解説者となり、それ以後はグリーンチャンネル「明日のレース分析」やMXテレビ「東京シティ競馬中継」など、様々なメディアで活躍している。


