創設にあたって
新設重賞・ブリーダーズゴールドジュニアCの全容を、北海道競馬事務所長・北村健氏に伺いました。新設の狙い、レースの意義とは?(聞き手:編集部)
2歳戦主体を明確に
旭川競馬場 ナイター競馬
−まずはブリーダーズゴールドジュニアカップ創設にはどのような狙いがあるのか、お聞かせください。
「元々ホッカイドウ競馬の最大の売り物といえば、全体のレースの約半分を占める2歳競走です。2歳馬の重要レースを創設することによって、ホッカイドウ競馬自体の活性化はもちろんのこと、2歳馬主体のホッカイドウ競馬であるという位置づけを明確にしたいという狙いもあります」
−なぜこの時期になったのですか?
「ホッカイドウ競馬の2歳競走の最高峰である2つのレースがありますよね。牡馬なら「北海道2歳優駿(交流JpnIII)」、牝馬なら「エーデルワイス賞(交流JpnIII)」。いずれのレースも、開催時期は10月なんですよ。皆様はよくご存知だとは思いますが、ホッカイドウ競馬は全国どこよりも早く、4月には新馬戦が始まります。それを皮切りにして、2歳オープンや重賞、さらにはJRAの2歳特別指定競走を戦いながら、10月のこのレースを目指しています。しかし、8月・9月の競走には魅力が乏しかったものですから、この時期とさせてもらいました」
2歳競走体系をさらに充実
アンパサンド (07東京ダービー)
−では、このレースが出来たことによって、さらにホッカイドウ競馬の2歳戦線が活気付きますね。
「もちろん、そう期待しています。ホッカイドウ競馬でデビューする馬は、非常に注目度の高い素質のある馬が多いんですよ。でも、そんな馬たちが早い時期にJRAや南関東に転厩してしまうという課題も抱えていましたから…。例えば、今年の南関東クラシック戦線で活躍したトップサバトンやアンパサンドも、元々はホッカイドウ競馬出身ですからね。そういった強い馬たちが、ホッカイドウ競馬で長く活躍する姿を見るためにも、このレースは重要な役割を果たすと考えています」
−それにしても、優勝賞金は破格ですね。ホッカイドウ競馬では、道営記念と並んで最高額となります。
「はい。JRAの認定競走こそ1着賞金は100万〜200万ほどに設定されていますが、2歳のオープン競走で30万〜50万、重賞競走でも認定競走とほぼ変わらず150万〜200万です。先ほども言いましたが、素質のある馬はどんどん賞金の高い方へ流出してしまいますから、1000万円という1着賞金を設定しています。そうすることで、秋までの2歳競走体系を充実させることができますからね」
−では、最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
「ホッカイドウ競馬には、他の競馬場にはない楽しみ方があります。今回の第1回ブリーダーズゴールドジュニアカップを、一人でも多くのファンの方々に見ていただき、馬券も買っていただき、ホッカイドウ競馬を一緒に盛り上げていってもらえればと思っています」
−我々も全力で盛り上げていきたいと思っております。本日は誠にありがとうございました。
→「2歳戦体系図」


